推敲しない言葉

本・映画・音楽の、推敲しないそのままの記録。

中島らも

君はフィクション

読んだ。

君はフィクション (集英社文庫)
君はフィクション (集英社文庫)
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中年小説家「おれ」の創作パワーの源は証券会社に勤める若いOL香織との密会だ。今日も、ホテルの瀟洒なバーで待ち合わせ。だが、現れたのはプータローをしているという双子の妹・詩織だった。「おれ」はまったく性格の違う彼女に魅かれ、打ち解ける。すると詩織はルームキーを取り出し…。表題作『君はフィクション』ほか、単行本未収録の幻の3作品を特別収録した中島らも最後の短編集。


らもさん最後の短編ということで。
ところどころ時代を感じる描写があり、
(ホテルのバーで飲んでいて、背広のポッケからルームキーを出す男なんて今の日本にいるのだろうか?)ニヤニヤしてしまう箇所もあるけど、全体的にとてもライトで退廃的で音楽的で楽しめた。

そして、この本で一番良かったのは実の娘さんによるあとがき。
めちゃくちゃかっこよかった。

それだけでも読む価値あり。

久々の投稿はとりあえずメモから。4

読んだ。

『頭の中がカユいんだ』
らも


かなり良かったです。
らもさんの本は、中学生の頃日記を読んで、おびえて以来避けていたが、22歳の私にはすっきり読めました。
ただ、内容はすっきりじゃないです。
心底、見習えない主人公だと思います。

けれど、かっこつき“コピーライター”に反吐が出る気持ちとか好きです。共感できるかというとわかりませんが、好き。


らもさんがお亡くなりになって、3年半ほどになるわけですが、
当時はてっきり、オーバードーズか何かで亡くなったのだと勘違いしてました…。

深夜、飲食店を出る際に階段から転落して全身を強打、転落時に頭部も強打しており、脳挫傷による外傷性脳内血腫のため、神戸市内の病院に入院、脳への重篤なダメージにより昏睡状態が続くが夫人の意思で延命措置を中断、同月26日午前8時16分に死去。享年52歳。 故人の生前の希望で葬式は執り行わず、遺骨は夫人の手で散骨される。



52歳か。若いなあ。
そして、素敵な奥さんもらってるじゃないですか。

続けてらも作品を読んでみようと思います。
勝手ながら、8年年近い時を経て、仲直りしたような感覚です。
profile
東京で働く28歳。ライターをしています。

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