試写会で鑑賞。

『言の葉の庭』
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「雲の向こう、約束の場所」「秒速5センチメートル」など、繊細なドラマと映像美で国内外から人気を集めるアニメーション作家・新海誠監督が、初めて現代の東京を舞台に描く恋の物語。靴職人を目指す高校生タカオは、雨が降ると学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。そんなある日、タカオは謎めいた年上の女性ユキノと出会い、2人は雨の日だけの逢瀬を重ねて心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノのために、タカオはもっと歩きたくなるような靴を作ろうとするが……。キャラクターデザイン、美術、音楽など、メインスタッフには、これまでの新海作品とは異なる新たな顔ぶれがそろう。(eiga.comより引用)


2月以来更新していなかったブログを書きたくなる作品を観た。
というのは単なるかっこつけで、実際は日々のあれこれが忙しくブログを書いていなかっただけなのだけど、それでも猛烈に感想を書きたくなったというのは本当なのです。

新海誠監督の作品は、男性に高く評価される/刺さるものだと思っていて、男性がセンチメンタルな気持ちになったり、その切なさに凹んだり、聞いてもいないのに「俺と新海誠、そして俺」をペラペラと語りだす、そんな作品なんじゃないかと思う。

女の私からすると、もちろん映像は素晴らしくキレイだし、物語のモチーフも登場人物も魅力的だし、そして個人的には同郷という点も監督を応援する理由には十分なんだけど、それでも男性諸君の様に「くぅ〜」とうなるほどの体験はなかった。

でも、うなりましたね「言の葉の庭」には。

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靴職人を目指す15歳の少年と謎めいた年上の女性の逢瀬、というテーマだけで大好物なんだけれど、一番驚いたのは上映時間46分とは思えないほどの濃密な時間。2時間の映画を観たときのそれと同じ満足感がすごかった。

46分の中に一切無駄が無く、特に重要なシーンには尺を取り、その他の情報は一枚の絵で観客に分からせようとする工夫があって、ワンシーンで登場人物の置かれている状況や心情を読みとることが出来た。

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あと、靴・脚をテーマにしているので、脚に触れるシーンなどは本当に静かなエロティック。直接的なベッドシーンとかよりもずっとエロいです。入野自由くんと、花澤香菜ちゃんの好演もあって、最初から最後までとても素敵なストーリーでした。

ずっと感動はしてたけど、涙は出ないかなっていうときに、秦基博さんの主題歌が流れてきて(大江千里「Rain」のカヴァー)一気にやられました。

上映期間はうんと短いので、私Blu-ray購入しますので、観たい人はいってください。普段アニメ観ない人にこそオススメ。