少し前になりますが観ました。

「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」
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織田裕二主演の人気ドラマを映画化し、日本の実写映画興行記録を打ち立てた大ヒットシリーズ最終作。湾岸署管内で開催中の国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が発生し、被害者が射殺体で発見される。緊急招集された捜査会議では、すべての捜査情報を鳥飼管理官に文書で提出するという異例の義務が課され、所轄の捜査員は一切の情報を開示されないまま捜査を進めなければならない。そんな中、第2、第3の殺人事件が立て続けに発生し……。織田、深津絵里、柳葉敏郎らシリーズレギュラーキャストのほか、前作から加わった小栗旬、伊藤淳史らも出演する。(eiga.comより引用)

前作が日本映画界に残る駄作だったと思うのですが、今回も駄作には違いありません。しかもその駄作っぷりも「デビルマン」とか「DRAGONBALLL EVOLUTION」くらいまで振り切った駄作じゃないから嫌なんですよね(まあこの2作品も嫌だけど)。でも私みたいに映画を観にいく人がいるから成り立つわけで、その点では私もアレなんですけどね。

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とはいえ、前作よりは割とまともっぽくなっている部分も多く、「踊る」の大ファンの中には結構褒めている人も多いみたいです。すみれさんとのやりとりもあったし、室井さんも出てきたしね。

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でもファンならなおさら、真下の扱いに関して疑問に思うのではないでしょうか。真下っていつもはへにゃへにゃしてるけど、やるときはやる男で、それがユースケさんのキャラにマッチしてて良かったのでは? だんだん、ただのマヌケなとっちゃん坊やみたいな扱いになってしまいとても残念です。

あとは前作から仲間に加わったワンさんの扱い。彼は湾岸所に来て何年なんでしょう。しかも、中国から来て、日本の警察に勤務している時点で日本語はペラペラのはずだし、あんな聞分けの無い子供みたいな人に描く必要が全く無いと思うんですよね。

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小栗旬の存在も全然活かしきれてない感じしちゃってるし、色んな方がレビューで書いてますが、「こいつが犯人だ」って分かっていて泳がしとく意味ってマジで何? バナナのメタファーとかまではさすがに憶測にすぎないでしょうけど(本当にそんな演出だったらますます寒いから憶測であって欲しい)、全然面白くないっすよね。

極めつけはラストのトンデモ展開。有り得ないだろ!

ただ、宇多丸のシネマハスラーを聞くによると、織田さんって最近の「踊る」映画で描かれている青島像に疑問を持っているらしいですね。つまり、私達観客が「???」って思っているのと近いことを彼も感じていると。それが分かっただけで、収穫ではあるんですが、なおさら映画の顔の意見を無視し続けるシリーズってのも悲しいよね。まあ俳優さんだからそこまで関与できないのかもだけど……。

ちなみに今期のアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」は、本広監督と「まどマギ」の虚淵玄がタッグを組んでるんですが、かなり面白そうです!(まだ1話だけだけど)

本広監督の映画って好みじゃないのばかりだけど、やっぱり「踊る」に関しては、脚本が最低なんだとしか思えないなー。