遅ればせながら観た。

「桐島、部活やめるってよ」kirishima-19_large
田舎町の県立高校で映画部に所属する前田涼也は、クラスの中では静かで目立たない、最下層に位置する存在。監督作品がコンクールで表彰されても、クラスメイトには相手にしてもらえなかった。そんなある日、バレー部のキャプテンを務める桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、各部やクラスの人間関係に徐々に歪みが広がりはじめ、それまで存在していた校内のヒエラルキーが崩壊していく。主人公・前田役に神木隆之介が扮するほか、前田があこがれるバトミントン部のカスミを「告白」の橋本愛、前田同様に目立たない存在の吹奏楽部員・亜矢を大後寿々花が演じる。
自分的にはイマイチだった「ムカデ人間2」の口直しに! いや〜、最高でした。これは私の映画です!!!!(おそらく同じこと思ってる人大多数)

原作がベストセラー小説というのは知っていましたが、予備知識無しで観てきました。超〜〜良かった! 全然思ってた話と違ったけど。とても嬉しい驚き。

「今日、桐島に振り回される」というキャッチコピーと別に「全員他人事じゃない」っていうタイプがありますが、本当にそうで、10代の感情、行動が本当にリアルで生き生きとしていて、皆誰かしらのキャラクターに共感出来るのではないでしょうか。私は高校生から10年くらい経ってますけど、現役高校生がどんな気持ちでこの映画を観るのか、ぜひ気持ちを聞いてみたいです。

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俳優陣がみんな最高だった! 神木くん演じる、ボンクラ文系映画好き男子も、橋本愛ちゃん演じるかすみも、モトキもミカもシオリもミカも、たけちゃんも全員最高でした。

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女子同士の感じとかね。女子同士って男子が思ってるよりは大変じゃないけど、男子が想像してないところで大変だったりすんだよっていう。イケてる女子、一生懸命な女子、地味めな女子のすみわけ、キャラクターづけのバランスとかもすごいよかった。

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教室で、誰かが誰かを見つめているから、違う誰かと目が合っちゃう。ところとか、ドキドキしちゃうくらいステキだった。でも甘ったるいラブストーリーとかじゃない。よくある青春映画だと「私○○くんのことめっちゃ好き!!」とか「うちら一生友達だよねっ!!」とか「夢にときめけ、明日にきらめけ!!」みたいな終始テンション高めな感じだけど、青春ってもっと「ああ、うん」とか「あ、そっか」みたいに余白が絶対多いんだよ。

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私は、ずーっと文化系なので、映画部のヤツらの感じとか結構分かる。でも、男女の差はあるし、私はバイトしてたりで、生徒会とかのほうをたくさんやってたから、部活の感じで共感はできないんだけど、高校生の「今の俺は本当の俺じゃねーし、今にみとけよ」的な感情とか超よく分かる。

もちろん、がっつり運動部だった人も楽しめる作品だと思うけど、映画とか音楽とか小説とかマンガとかアニメとかにうつつを抜かしていた人ほど楽しめると思います。「今月の秘宝見た? 結構頑張ってるよ」とか「ジョージAロメロくらい観とけ!」とか、セリフのひとつひとつがたまりません。

あとラスト直前の前田とモトキのやりとりは泣きそうになった。美しいシーンだった。もう一度観たい。

吉田大八監督、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」、「パーマネント野ばら」、ときてこの「桐島」って最高すぎます!! (クヒオ大佐はあんま好きじゃないん) 大好きです!! こんなに素敵な映画を観れて良かった。