観た。

「コンテイジョン」
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「トラフィック」「オーシャンズ11」のスティーブン・ソダーバーグ監督が、マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレットら豪華キャストを迎え、地球規模で新種のウィルスが感染拡大していく恐怖を描いたサスペンス大作。接触感染により数日で命を落とすという強力な新種ウィルスが香港で発生。感染は瞬く間に世界中に拡大していく。見えないウィルスの脅威に人々はパニックに襲われ、その恐怖の中で生き残るための道を探っていく。

マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット、マリオン・コティヤールら人気も実力もある、豪華俳優陣が共演。豪華俳優陣という枕詞は、洋・邦問わず映画でよく使われますが、本当にここまで豪華ってのも珍しいんじゃないでしょうか。

さて、内容はというと、悪くは無いのですがどこかパンチの足りない映画だった様に思います。これが、低予算B級映画で、有名な俳優さんが出てこない「第9地区」的なつくりだったらもっと楽しめたのかもしれません。でも、逆に言えば、「コンテイジョン」での俳優陣の演技は本当に素晴らしかったので、この俳優陣がいなかったらそれはそれでさらに退屈な映画になっていたのかも……というモヤモヤはあります。

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マット・デイモンはもちろんよかったのですが、ケイト・ウィンスレット、グウィネス・パルトロウら女優さんたちが特に良かったです。グウィネスの弱っていくところの表現力はすごく、気の毒になるくらい具合が悪そうだった。あと、彼女が発病するくだりの展開(夫への裏切り)は私は好きです。妙なリアリティがあって。

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ジュード・ロウ演じる、“炎上”ブロガーの役は、うーん。ちょっと「ネットの情報なんてインチキだ」的な、君塚良一的なネット差別表現を感じて、あんま好きじゃなかったかも。保釈金を、彼のファンが払うっていう展開は良かったけど。

映画「ミスト」の様な、大きな恐怖がおとずれた時の、人間同士の争いが一番恐いという部分も、若干アッサリしていた様な。アメリカ的パニック描写の定番である、荒らされるスーパーマーケットももっと観たかったぞー。

全体的に、「やりたかったシーン」はたくさん思いついたのだけど、それが上手につながっていないかなという印象。誘拐されたマリオン・コティヤールや、マット・デイモンの娘のプロムとか。一つ一つが悪くないのに、どこかブツ切れ感が否めなくて、がっつりのめりこむことが出来なかったのが残念。

少し不完全燃焼な映画体験となりました。