結構前になりますが、観ました。

「マネーボール」
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メジャーリーグ「オークランド・アスレチックス」のGM(ゼネラルマネージャー)、ビリー・ビーンの半生を、ブラッド・ピット主演で映画化。全米約30球団の中でも下から数えたほうが早いといわれた弱小球団のアスレチックスを独自の「マネー・ボール理論」により改革し、常勝球団に育てあげたビーンの苦悩と栄光のドラマを描く。監督は「カポーティ」のベネット・ミラー。「シンドラーのリスト」のスティーブン・ザイリアンと「ソーシャル・ネットワーク」のアーロン・ソーキンが脚本を担当した。

「日本映画は大好きだが、外国特にアメリカ映画に絶対適わないのがスポーツ映画だと思う。」(大根仁監督ブログより引用)というのには、本当に大納得。日本の面白いスポーツ映画ってあったっけ?

同じ野球が題材でも、アメリカでは「マネーボール」が、日本では「もしドラ」が出来ちゃった!……ってのは、そもそも比較するものでも無いし、内容も異なるし、変に卑屈になるつもりはないのだけど。

私はもともとスポーツにうといのがあって、スポーツ映画って全然熱心には観ていないけど、
子供のこと母親と「プリティー・リーグ」を一緒に観た記憶がすごくある。もう一度観たいな。

さて、「マネーボール」なのだけど、私が一番良かったのは娘の歌!貼ったYoutubeは、カヴァー前の原曲です。



「愛の枯れた オバカさん また迷ってる パパはオバカね パパはオバカ…… もっと野球を楽しんで」ってすごくいい。スポーツ映画と同じくらい、日本映画がアメリカ映画にかなわないのは、ローティン女子の“おませさん描写”だと思う。1人のレディとしての立ち振る舞い方が、生意気だけどすげー可愛いしはっとさせられる。

今年も色々な映画の傑作エンドロールを観てきたけど、純粋に曲で感動したのは「グラントリノ」の「Gran Torino」以来かも。

ちなみに、同じく「マネーボール」を観た野球バカの先輩に「この曲いいっすね」と言ったところ、「物語の設定が2002年なのに、この曲が2008年発売というところだけ気になったw」とおっしゃっていまして、これはシネマハスラーで宇多丸さんも言ってました(それを否定しているわけではなく、普通に気づいたという事で)。かっこいいぜ野球バカ!

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さて、私は野球、ましてやメジャーリーグなんて全く詳しくないのだけど、この映画はそんな私でも楽しむことが出来ました。やっぱり、老害……と言われても仕方ないような、ダメなおじさん達にブラピが一喝するところが印象的だったかな。

「ツリーオブライフ」の時にも思いましたけど、ブラピの演技力ってすごいね。瞳で語ってる。ラストシーンの車運転シーンとか、私までぐっときちゃったし。何より、映画のモデルになったアスレチックスGM・ビリー・ビーンの挑戦が現在も続いている、というところが素晴らしい。

同じスタッフが制作した「ソーシャルネットワーク」のザッカーバーグもそうだけど、「こんなすごい人がいたんだよ!!すごいでしょ?」って映画ではなくで、現在進行形の挑戦の途中を映画にするというのは、丁寧に取り組まないとサムくなる気がするから。

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スポーツ映画、ローティン女子のおませさんぶりと並んで、もう一つアメリカ映画にあって、日本映画に無いものといえば、“デブのいいやつ”! この、おデブも相当いい味だしてたよ。

思ったよりも専門用語というか、ほんの少しメジャーリーグに対する知識が必要な部分があって、その時はよく分からない事もあったんだけど、映画が私みたいな素人のレベルまで“おりてきてない”所が本当に偉いと思う。映画って、ちょっと「???」な所があったほうが、観た後に色々調べたりして、そんでますますその映画が好きになったり、自分が物を知れたりするのが楽しいんだと思うんですよね。