観た。

「ザ・ウォード 監禁病棟」
main_large

鬼才ジョン・カーペンターが「ゴースト・オブ・マーズ」(2001)以来、約10年ぶりに長編劇場映画のメガホンをとったサイコホラー。20歳の少女クリステンは、身に覚えのない放火の罪で精神病院に収容されてしまう。病棟には精神状態に問題を抱えた同年代の少女ばかりが隔離されており、クリステンは彼女らとは違うと自負していたが、担当医との面接で自分の名前以外の一切の記憶を失っていることに気づく。さらにその夜、廊下を歩く奇妙な女性を目撃したことから事態はさらに混迷していき……。


ホラー映画の巨匠、ジョン・カーペンター大先生の新作。「ハロウィン」、そして「遊星からの物体X」のジョン・カーペンターです。感想はというと、一緒に観た方(ホラー好き)の「……おじいちゃん“俺もまだ映画撮れるぞ”って頑張っちゃったんだろうねww」という一言に集約されていると思います。

全然つまんないとかじゃないんだけど、あまりにもホラー映画の“ベタ”だらけだったもので。ホラーにありがちなフラグがたちまくり、そしてすべて観客の思うとおり回収されていくという。スロットを打ったら全部自分の思うと通りマークが3つ揃う揃う! キモチーんだけど、あれ…これって楽しいんだっけ?みたいな。あ、私ギャンブルしないのでこの例えはテケトーですが。

sub4_large
記憶喪失の金髪美女が連れてこられたのは、いわくありげな精神病棟。先客もすべて少女ばかり。って、これ「エンジェルウォーズ」じゃんって思いましたけどね。そして設定だけじゃなく、話の展開も結構似てるんですよ。

主人公クリステンは、気付いたら燃え盛る民家の前にいて、それが自分の犯行だということで警察に連れていかれ、精神病棟に入れられる。この病院どうも怪しい。違法な治療も行われていそうだ。オマケに何かでるんです…。ってうことで、クリステンは一生懸命病尾印を脱走しようとする。そこで、まーおこるおこるホラー的ベタな驚かし展開の数々!

sub3_large
しかもその結末は「そうだと見せかけて違うんかと思ってたけど、やっぱりそうなんかい!」というこれまたベタすぎるオチなので、ホラーの新しい表現を見たいとか、真の意味で驚きたい方には退屈な映画だと思います。でも私は悪い印象無くて、ホラー映画のクラシックなお手本を観れたという点で満足しつつ、次回作にもゆるーく期待したいと思っています。