本公開は10月28日、一足お先にブロガー試写会で「ミッション:8ミニッツ」を鑑賞してきました。

ミッション:8ミニッツ
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シカゴで乗客全てが死亡する列車爆破事件が発生。犯人捜索のため政府が遂行する極秘ミッションに、米軍エリートのスティーブンスが選ばれる。事故犠牲者の事件発生8分前の意識に入り込み、その人物になりすまして犯人を見つけ出すという作戦で、必ず8分後には爆破が起こり元の自分に戻るスティーブンスは、何度も「死」を体験するうちに次第に作戦への疑惑を抱きはじめる。


監督は「月に囚われた男」のダンカン・ジョーンズ。2作目だそうです。シリアスな作品ですが、個人的にジェイク・ギレンホールが好きなので、「男前映画」としてもちょっと期待していました。ジェイクって昔は、文系の極みっていう役柄が多かったですが、「プリンス・オブ・ペルシャ」といい、最近は肉体派なんですね。

ジェイク演じる、米軍エリートのスティーブンスは政府が遂行する極秘ミッションに任命され、爆破テロの犯人を見つける為にあらゆる行動をおこす。というのが基本的なストーリーですが、映画の序盤は、スティーブンスがどんな状況におかれているのか、観客はもちろんスティーブンスにも分からないという状況で進んでいきます。

居眠り(細かく言えば、居眠りではないけれど)から目覚めるとそこは列車の中で、目の前にいる女性が自分に親しげに話しかけてくる。けれど、自分はその人を知らない。しかも、その女性は自分の事をスティーブンスでは無く「ショーン」と呼びかけてくる。挙句の果てに、洗面台の鏡に映った顔は、自分とは異なる全くの別人で…。

これらのシーンのジェイクの焦りの演技は素晴らしく、観ているこちらまで焦燥感にかりたてられます。この謎の状況が徐々に明らかになっていくのが中盤までの流れで、映像にとても迫力がありますので作品にグっと惹き込まれました。

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中盤から後半は、列車の中に隠れている爆破テロの犯人探し。そもそも、スティーブンスは“8分間”しかその世界にはいられない。8分間という限られた時間の中で、爆弾を見つけ、犯人の手がかりを見つけ、テロを阻止するという事は、とても無謀な行動に感じられる。何度も何度も失敗して、爆破事故にあうスティーブンスはどんどん疲弊していく。

しかも、何度も“過去の世界”に8分間移動する度に、目の前にいる女性クリスティーナに親しみを抱いていく。自分と共に何度も何度も爆破して死んでしまうクリスティーナを何とか助けたいという感情が芽生えていくわけです。

極めつけは、テロ犯人を特定し追い詰めながらも、反撃に合い、クリスティーナと共に銃殺されてしまうシーン。ここは、ゲーム・アニメ「シュタイズゲート」を彷彿とさせる場面でした。完全なSFではないので、毛色は少し違うけどシュタゲファンにはささるポイントかも?

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スティーブンスは無事犯人を捕らえ、テロを阻止できるのか。そしてスティーブンス自身の運命は。「映画好きほど騙されるラスト」というキャッチコピーを見る限り、サスペンス的大ドンデン返しが期待できそうな作品ですが、結末は非常に爽やかでした。

秋は、サスペンスやミステリーを観たくなる季節(私だけ?)。女性にもオススメです!