結構前に観たのですが、感想遅れです。

「ツリー・オブ・ライフ」
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「天国の日々」「シン・レッド・ライン」のテレンス・マリック監督が、ブラッド・ピット、ショーン・ペンを主演に描くファンタジードラマ。1950年代半ば、オブライエン夫妻は中央テキサスの田舎町で幸せな結婚生活を送っていた。しかし夫婦の長男ジャックは、信仰にあつく男が成功するためには「力」が必要だと説く厳格な父と、子どもたちに深い愛情を注ぐ優しい母との間で葛藤(かっとう)する日々を送っていた。やがて大人になって成功したジャックは、自分の人生や生き方の根源となった少年時代に思いをはせる……。

正直言って、ようわからん!
全くつまらなかったわけではないし、映像美に唸る箇所も多々ありましたが、私にとってはさほど印象に残る映画ではありませんでした。

同じ作品を観て、面白いという人も、つまらないという人もいるのが映画。それは言うまでもない当たり前の事なのですが、他の作品と違って、「ツリー・オブ・ライフ」に関しては「私はこの映画いまいちだったけど、きっとこういう部分が好きな人もいるんだろうなぁ」という予想も出来なかった。

これは、私が日本人だからなのか、宗教観の違いなのか。それとも、キリスト圏の人たちでも「なんか、この映画よわーわからんわ」っていう人がたくさんいるのか、ちょっとそこが気になりますね。

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良かった所がなかったわけじゃなくて、ブラピの演技は素晴らしかった。ブラピって誰もが認める素晴らしい俳優だし、存在感もスター性も兼ね備えたすごい人だと思うのですが、改めて彼の演技力について考える事なんて無かったので、再確認するきっかけになりました。

家族の事を誰よりも考える父でありながら、厳格で息子に疎まれていたり、“成功”に対してダーティな一面もある。そんな古きアメリカの父親像を見事に演じていたと思います。オイディプス王の神話だったか、「人は産まれながらにして母を愛し、父を憎む」みたいな話があったと思うのですが、まさにそんな話でした。

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「父、ブラット・ピット。息子、ショーン・ペン」っていうキャッチはすごく興味をそそられるし、うまいなーとは思ったのだけど、父子の確執と再生の物語だと思って観たら完全にケガする映画です。「落下の王国」的なロケーションや美しい自然の映像などは美しいのですが、個人的にはオススメしない作品っす。

しかも、なんとなく手放しに「つまんねー、この映画!」って言えない独特の雰囲気があるんだよなー。