観た。だいぶ感想遅れ。

「カーズ2」
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ジョン・ラセター監督によるピクサーアニメ「カーズ」(2006)の続編。前作に続きラセターが監督を務める。天才レーシングカーのマックィーンとおんぼろレッカー車メーターの珍コンビが、前作の舞台ラジエーター・スプリングスを飛び出し、日本をはじめフランス、イタリア、イギリスとワールド・グランプリレースを転戦。その道中でスパイ工作に巻き込まれていく姿を描く。

「カーズ」1作目は、人生ベスト3に入るくらい好きな映画なんです。
ベタなストーリーではあるんですが、観る前に全く(本当に全く。むしろ悪口言ってた)期待していなかったのもあって、当時映画館でものすごく感動してしまって。

主人公のマックィーン、メーターなど主要キャラクター、そしてキングが本当に素敵で。傑作揃いのピクサー作品の中でも、一番大人向けだと思うし、けどそこに逃げてない、子供が夢中になれる楽しさもあって、本当に大好きです。

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で、2です。2。「カーズ」は2006年の日本公開当時、「ゲド戦記」とかぶってしまったのもあり、そもそもキャラクターがキャッチーでは無いし、興収は奮わなかったんですよね。世界的にいうと、マテル社製のカーズフィギュアがバカ売れしてるという背景はあるにせよ、ピクサー作品の中でも何となく地味。

なんかどっちかっていうと「モンスターズインク2」(これは、ビギンズ的な内容でやるみたいですね)とか「ファインディング・ニモ・アゲイン〜今度は大西洋で大暴れ!?〜」とかの方がやりそうじゃない。だからこそ、「カーズ」の続編が決まった時は、すごくすごく嬉しかったし、「俺、先生(ジョン・ラセター)に一生ついてくよ!」って胸が熱くなったものです。

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前置きが、長い。で、2はどうだったかというと。面白かった。もちろん面白かった。映像もキレイだし、迫力も大。新キャラクターのスパイ2人(台)もすごく良かった。

長編アニメーションの中でいったら、そりゃあ抜群に面白いです。けど、ピクサーなのでっていうところでいうと、面白いの前提で言うと、「ピクサーの初めての駄作」というアメリカでの評判に関して、「まー分かるかも」って思ってます。正直。

純粋にもっとレースシーンが観たかったんだ!!
メーター頑張ったけどね、すごい頑張ったけど。

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敵キャラの設定も良かったし、最後の推理に驚かされる部分があったにせよ、少しドタバタが過ぎて、ピクサーらしい「なんて素晴らしいお話なのだろう。むしろ、おとなしすぎて恐いわッ!」っていうのが無かったかなー。もう少し、メーターとマックィーンのバディ要素が多くても良かった。後半のストーリーに効いてくるにせよ、メーターのひょうきんな部分を少し強調した感も否めない。かわいいんだけどね。

とはいえ、もちろん素晴らしいポイントもたくさん。Perfumeは言わずもがな、胸熱だし、スモウやスシに隠れがちではあるけど、細かい東京の描写が素晴らしかった。バラエティショップで、丸っこくデフォルメされたマックィーンのぬいぐるみが売られてたりと、芸が細かかったです。

「カーズ」愛が裏目に出て、物足りなさが残ったわけですが、映画としては全然はずしてないです。夏にぴったりの娯楽大作。同時上映の「トイストーリー ハワイアンバケーション」は文句なし、最高。