読んだ。

トラウマ映画館 (町山 智浩)
トラウマ映画館
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町山智浩さんが主に10代の頃、テレビなどで出会った、衝撃の映画たち。
呪われた映画、闇に葬られた映画、一線を超えてしまった映画、心に爪あとを残す映画、25本!
貴方の記憶の奥に沈む、忘れたいのに忘れられない映画も、きっとここに!

まず町山さんのデータベースの豊富さがすごすぎる。
生きて来た年代が違うとはいえ、私が何年後かにここまでの映画は知れてないと思う。

この本に載っている映画の中で、観たことあるの『尼僧ヨアンナ』だけでした。
(『尼僧ヨアンナ』はオーケンのエッセイか何かに出てきて、知ったのでした)

全ての映画に関する文章を興味深く読みましたが、特にこれは観たいと思ったのが、

「消えた旅行者」は存在したのか?――『バニー・レークは行方不明』
世界の終わりと檻の中の母親――『不意打ち』
少年Aが知らずになぞった八歳のサイコパス――『悪い種子』
残酷な夏、生贄のかもめ――『去年の夏』
真相「ねじの回転」、恐るべき子どもたち――『妖精たちの森』

の5本で、特に『去年の夏』はぜひ観てみたいものです。

一言に≪トラウマ≫といっても、虐殺、暴力、グロから、カニバリズム、性表現、昆虫系、宗教系と、人によって“キツイ”ポイントってそれぞれですよね。

私はグロいのはもちろんウワっ…て思いますけど、それよりも「内集団バイアス」であったり、人間による静かな洗脳とかそういったのがすごく恐いので、『去年の夏』にはゾっとくるものがありました。

映画『去年の夏』あらすじ。

夏休みを島の別荘ですごしているサンディという少女が、二人の高校生と知り合った。彼女は挑発的な態度をもって二人を操っていたが、やがて三人組の仲間として新たな少女が加わる。嫉妬したサンディは、少女を傷つけようと画策する……。若者の行状を描いた作品。エヴァン・ハンター(エド・マクベイン)原作。

これだけ読むと、夏の切ない青春ストーリー!って感じなのですが、雰囲気はずっしりしていそう。でもソフト化されてるかどうかもちょっと怪しい感じなんだよなあ。

とにもかくにも、この本、オススメです。

ちなみに、私のトラウマ映画は、織田裕二主演「卒業旅行 ニホンから来ました」(1993年)。嗚呼。