観た。

「SUPER 8 スーパーエイト」
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「M:i:III」「スター・トレック」のJ・J・エイブラムス監督が、スティーブン・スピルバーグをプロデューサーに迎え、「未知との遭遇」などスピルバーグ初期監督作にオマージュをささげて製作するSF大作。1979年、米空軍はネバダ州エリア51の一部を閉鎖。ある物をオハイオ州の施設に輸送しようとするが、貨物列車が脱線事故を起こしてしまう。そして、その中から何かがうごめきだし……。8ミリカメラで映画製作をしていた少年少女たちが事故現場に遭遇し、エリア51をめぐるナゾに巻き込まれていく。

J・J・エイブラムス嫌いじゃないです。映画「スター・トレック」は、「スター・トレック」自体を知らないのに楽しめたし、「クローバーフィールド」は内容はともかく映像はすごいと思いました。「LOST」は長すぎて全部は見る気がおきませんが…。

この「SUPER 8 スーパーエイト」は、公開日が決定後わりかし早く、ほとんど中身が明かされていないティザーの広告がはじまっていて、最近では「E.T.×スタンドバイミー!」みたいなCMがガンガン流れていたので、こうすごくそそられる映画だったんですよね。これは絶対観に行こう、と。

で、いざ観に行ったら、前半から中盤にかけてくらいで爆睡してしまいまして…。非常に反省している次第であります。正直ちょっと期待しすぎたかなー。不完全燃焼感。

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タイトルの「スーパー8」は、コダック社が開発し、1965年に発表したアマチュア用8ミリフィルム規格のことで、物語は、少年達が自主制作映画を撮り始める事からスタート。出演女優にカワイイ女の子を抜擢したり、その子を取り合ったりと、グっとくるシーンはあったと思う。おデブちゃん、メガネ、ふつうのこ、と分かりやすくキャラ分けされているのは懐かしい感じがして楽しめました。出っ歯の火薬マニア、とかサイコー。

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この映画の謎、つまり貨物列車の事故の原因や、軍が隠蔽しようとしている事については、わざと抜き感を出したのかなって思うくらいアッサリだった。得体のしれない化け物が現れた時に、人間が起こすパニックとか「自分だけが助かればいい」とか「いやいや、大事な人は命にかけて守ります」とか、そういった葛藤も無いので、全てが想像通りに進んでいく部分が残念でした。(寝ている分際であれ、ですが)

例えば「ミスト」なら、どうしようも無い絶望的な状況の中で化け物達は、人間の醜さと美しさを際立たせてくれる存在感があるのですが、「SUPER 8 スーパーエイト」のそれは、少しの親子関係修復と、ちょっとの恋を実らせたくらいでしか無い気がしたんですよね。

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ただ、現段階で地球上で最も天使に近い存在のエル・ファニングと大抜擢で主演を務めたジョエル・コートニーの“今しか無い、絶妙かつ壊れやすい美しさ”はスクリーンで観る価値アリ。

その他にも、映画マニア、J・J・エイブラムス監督による小ネタ(ロメロとか)、音楽、そしてエンドロールなど良いなと思うポイントが少なくないだけに、全体のバラつき感は残念だったなー。「これで終わりかー。うーむ」と、ぼやきながら映画館をあとにしました。散々煽るCM(早くも今年No.1の傑作)に引っ張られて超期待してしまったってのも失敗だったかも。