読んだ。

不道徳教育講座 (角川文庫)
不道徳教育講座 (角川文庫)
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大いにウソをつくべし】【弱い者をいじめるべし】【痴漢を歓迎すべし】…世の良識家たちの度胆を抜く不道徳のススメ。西鶴の『本朝二十不孝』にならい、著者一流のウィットと逆説的レトリックで展開。

「三島由紀夫のレター教室」に次ぐ、三島のおもしろサイド。「レター教室」も最高ですが、こちらも笑えました。
しょっぱなから「女から金を搾取すべし」、「女には暴力を用いるべし」などセンセーショナルなタイトルだらけで、クスクスしながら読めた。箸休め本にピッタリ。

特に、この「不道徳教育講座」連載時に読者からもらった手紙をネタに、自虐満載に書き上げたパート(タイトル失念)が、素晴らしかった。

この本の中に、「できるだけ自惚れよ」という言葉があったけれど、人によって差はあるにせよ少しは自惚れないと出来ない作家という職業の中で、三島はここまで自分を客観的に見ているんだなーと思って、そこが一番面白かったです。