観た。

「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち」
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1986年の公開作「ドラえもん のび太と鉄人兵団」を現代風にアレンジ。のび太は、北極で見つけた大きなロボットの足とナゾの青い球体を家に持ち帰る。それ以来、庭に次々と落ちてくるようになった部品を組み立て、巨大ロボット・ザンダクロスを完成させたのび太とドラえもんの前に、ロボットの持ち主だという少女リルルが現れる。実はザンダクロスとリルルは、ロボットの星・メカトピアから地球を征服するためにやって来たのだった。

まず、私の「大長編ドラえもん」に対するスタンスなのですが、一番好きなのが「のび太の魔界大冒険」。「のび太と雲の王国」も結構好き、「のび太のドラビアンナイト」は同時上映の「ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!」を含めて思い出の映画って感じです。

もちろん、「のび太の海底鬼岩城」、「のび太のパラレル西遊記」も大好きっていうか90年代までの大長編ドラえもんは本当にどれも素晴らしいので、決めきれないというのが本音。2000年代になってくると、同時上映の「がんばれ!ジャイアン!!」や「ぼくが生まれた日」が傑作だけど、本編はイマイチだったりするんですよね。(自分が素直に楽しめない年代になったってのもあるのかも?)

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で、「のび太の恐竜2006」、「のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜」と旧作のリメイクになってからはかなりイマイチで、改めてオリジナルのすごさに感心すると共に、勝手に「ドラえもんブランドの失墜」を危惧しておりました。

なんというか、最近のドラえもんは大人を意識しすぎていて、原点を見失っている気がしていたんです。例えば「クレヨンしんちゃん」の映画が泣けるのだって、純粋に子供の為に面白い映画を作っていて、でもそのストーリーが大人にもスゲーささるっていう事であって、最初から大人を意識しすぎると、子供は面白くないし、で大人もそれを求めて無いしっていう、まさに“誰得”状態になっちゃうんですよね…。

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で、かなり前置きが長くなったんだけど、今回の「新・のび太と鉄人兵団」は面白かったです! リルル、相変わらずカワイイ!
ミステリアスで強くて、これ小学生の男子が見たら恋しちゃうんじゃないかな?

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敵の描写や街の破壊シーンは結構迫力があって、恐い。小さなお子様は本気で泣くと思う。結構しっかり破壊してて驚いた。敵のボスの声が加藤浩次様なんだけど、演技力とかは置いておくとしても、あのしわがれ声がかなり恐さをプラスしててよかったと思う。

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↑恐らく相当な人数の子供と大人が泣いたであろうシーン。個人的には、このキャラはヒヨコのピッポにしないで、ボーリング玉の方がよかった。無生物がのび太達と口喧嘩するのって普通に面白いし、ほんやくコンニャクのくだりが、子供たちの爆笑を誘ってたのを考えると、別にひよこにする必要は無かった様な気もして。ただ、2人の友情はすごくよかった! 感動した。

そして調べてみて分かったのだけど、今回の監督である寺本幸代さんんは、映画ドラえもん史上初の女性監督で、「のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜」では、しずちゃんと美夜子の友情を描いて、今回はしずちゃんの友情を描いてるんですよね。のび太とピッポ、しずちゃんとリルルの友情が同時に進んでいくアレンジは素敵だったと思います。

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全ての大長編にその傾向があるにせよ、今回は特にドラえもんに頼らずに子供たちが頑張っている印象があった。(その分、ドラえもんの印象はやや薄め)

ロボットデザインも結構格好良いし、大人も十分楽しめる内容になってるので、久々に映画館でドラえもんを楽しんでみてはいかがでしょうか。大人でもちゃんと、オモチャ入り口でもらえるよ!