読んだ。

さよならもいわずに (ビームコミックス)
さよならもいわずに (ビームコミックス)
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「最後には祈りのような清々しささえもたらす」夏目房之介、絶賛! 心が引き裂かれる“音”を、聴け。 ささやかだけれど、幸せな家庭を築いていた漫画家に、突如訪れた、悲劇。妻の突然の死。 最愛の人との最後の日々を、繊細で果敢に描き尽くす。 ギャグ漫画界の鬼才が挑んだ渾身の新境地、愛と悲しみに満ちた、ドキュメントコミック。


本屋でプラプラしてて、「あ、これ読みたいと思ってた」と思い、購入。
“良かった”という表現が正しいのか分からないけれど、著者本人が「表現者としてこれ以上おいしいネタは無いだろう」という様な事を言っているのも含めて言うと、すごく良かった。面白かった。

もちろん、「表現者としてこれ以上おいしいネタは無いだろう」という表現は、彼なりに色々考えた結果での言葉だから、家族の死を喜んでネタにしてるとかじゃない。全然そうじゃないです。

amazonのレビューでも書いてる方がいましたが、荒木経惟の「センチメンタルな旅」みたいに、幸せなときの描写が切なすぎました。

大切な人を失った時の絶望をずっと書き続けるのでは無く、本当にその人を愛している時の幸せな描写が生き生きしているので、より喪失感がすごい。

表現の角度もそれぞれで、驚いた。
読了後は、なかなかの鬱々とした気分に。でもそれが普通だと思う。