観ました!!大興奮!

「十三人の刺客」jsk_ma6_large

片岡千恵蔵主演、工藤栄一監督による集団抗争時代劇の傑作を役所広司主演、三池崇史監督でリメイク。江戸時代末期、罪なき民衆に不条理な殺戮を繰り返していた明石藩主・松平斉韶の暴政を訴えるため明石藩江戸家老・間宮が切腹自害する。この事件を受け、幕府内では極秘裏に斉韶暗殺が画策され、御目付役・島田新左衛門(役所)がその命を受ける。新左衛門は早速刺客集めにとりかかるが、彼の前に斉韶の腹心・鬼頭半兵衛が立ちはだかる。斉韶に稲垣吾郎、鬼頭に市村正親のほか、山田孝之、伊勢谷友介ら豪華俳優陣が集結。


前評判の高さと、いつも参考にしているブログ、twitterで絶賛の声が多かったのでかなりハードルあがってましたけど、軽く飛び越えました。ぴょーんて。2時間30分、全く飽きずに心臓ドキドキしっぱなし。歴史なんて興味無くても全然大丈夫、な最高のエンタティメントでした!役者さんが全員良かったー。

私は、俳優・山田孝之がとても好きなので、特に山田孝之を楽しみにしていて、期待通りめちゃくちゃ格好良かった。彼は背があまり高くないし、侍体型な様な気がします。素敵だったけど、沢村一樹とかあそこまでスラリとした人って江戸時代にいたのかしら?

野武士全開の伊原剛志、最期狂人の様になった六角精児、個人的にもっと評価されてもいい俳優No.1の高岡蒼甫など一人一人の俳優さんが本当に良かった。レビューでは「もっと脇役のキャラクターを深く見たかった」という声も聞こえますが、この映画はあくまで役所広司演じる島田新左衛門の絶対的存在を際立たせるのが、重要だと思いますので私はこれで良かったと思ってます。「スピンオフ」ってのも何か違うしなあ。

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ほんの3分くらいのシーンに内野聖陽、松本幸四郎をキャスティングする豪華さ。松本幸四郎の怒りに満ち溢れた目はすごかった。悲しかった。そしてやばいのが、松方弘樹の殺陣!!!あの、“ステゴロ感”は若者には出せない。めちゃくちゃ格好良かったです。キャストの中でもかなり若手の窪田正孝くんとかは特に、この映画に出演した事、この俳優陣と一緒に演技が出来た事が今後の俳優人生にかなりプラスになるのでは無いでしょうか。(誰目線だよ、って感じだけど)

そしてそして、この映画を観た人が絶対一番印象に残っているのって、稲垣吾郎
のはず。超暴君。やばかった。めっちゃ恐いし、めっちゃ美しいし、狂ってるし、とにかくすごかった。私は常々「SMAPの中における稲垣吾郎のポジション」という人生をおくれたら、と思っているのですが(一番自分に素直に生きていそうだし、マイペースだし、人気の増減とか気にしなくていい立ち位置な気がするから)、「どこにこんな演技力を隠しもってたんだよ!」ってくらい、すごかったです。絶対観てほしい。

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でも結局は、市村正親演じる鬼頭半兵衛の生き方にこの映画の全てが集約される気もします。侍とは何か?って所に。現代人の私には彼の生き方は理解できないし、でもそれが彼にとっての正義だし、殿(ゴロウちゃん)を守るのが全てだし。映画観終わった直後は「何これ、すげー面白い」って感じでただ興奮。今となってはそんな事を考えたりします。

あ、1点注意があるとすれば「PG-12」でよく足りたなって思うくらい結構グロい、刺激的なシーンも多いので、女性や苦手な人は注意。でも、いたずらにヒドいシーンを作っているのではなく、ちゃんと意味があっての事だから、監督の技ってすごいなあ。本当面白かったです。