読んだ。

家日和 (集英社文庫)
家日和 (集英社文庫)
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会社が突然倒産し、いきなり主夫になってしまったサラリーマン。内職先の若い担当を意識し始めた途端、変な夢を見るようになった主婦。急にロハスに凝り始めた妻と隣人たちに困惑する作家などなど。日々の暮らしの中、ちょっとした瞬間に、少しだけ心を揺るがす「明るい隙間」を感じた人たちは…。今そこに、あなたのそばにある、現代の家族の肖像をやさしくあったかい筆致で描く傑作短編集。


思ったより、アッサリ。しかしどの話も面白かったー。
全員ちょっと幸せでちょっと不幸で、リアリティ抜群。

特に、一番最初の「ネットオークションにはまる主婦」は良かったです。ネットに無知な主婦が、オークションに出品する所からはじまる話なんだけど、「IDは好感を持ってもらえるようにSunny Dayにした」とか、このネット初心者感たまりません。奥田さんの人間観察というか、細かい芸、いつもすごいなーって思います。

最近自分が引っ越したこともあって、家でゴハン食べたり飲んだりするのって、やっぱ楽しい。the生活感。

劇的に家族のことを考えるとかじゃなくて
「あー。どうしてっかなあ?」くらいにポロっと思い出させてくれる、ほどよく暖かくて心地よい小説でした。