試写会で鑑賞。

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」
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孤児院で兄弟のように育ったケンタとジュンは、ひたすら壁を壊すだけの解体工事の仕事で生計を立てていた。低賃金で重労働という厳しい環境に加え、陰険ないじめが横行する現実に苛立ちを積もらせる2人は、兄のいる北を目指して旅に出る。主演に松田翔太、「蛇にピアス」の高良健吾、「愛のむきだし」の安藤サクラ。「ゲルマニウムの夜」の大森立嗣が脚本・監督を務める。


久々に後味の悪い、ずーんとくる映画を観ました。
この映画の宣伝を担当している方に「晴れた日曜日の午後とかに見ると、立ち直れなくなる感じです」と言われていたのですがまさにそんな感じでした。

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いつもクールでニヒルな秋山さん! 松田翔太は、低賃金で嫌々働いて得たお金も先輩に巻き上げられて、ひどいイジメに合う最低な環境におかれた青年を好演。もともと、眉間に皺を寄せた表情が得意だからそこは違和感無く。違和感があったとすれば、劇中に登場するナンパのシーン。松田翔太と高良健吾に声かけられたら、どんなみすぼらしい格好でも即OKだろ! というツッコミはさておき、本当イケてない男子になりきってました。

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でも、私的に松田さんよりよかったのが高良さん。
頭悪くて、ひたすら松田さん演じるケンタの後をついていくジュンになりきってました。なんかこの俳優さんって、その都度印象変わるんだけど、目がすごい澄んでるなって思います。

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しかし、何せ一番すごかったのがカヨちゃん役の安藤サクラさん。奥田瑛二の娘さんで、不思議な魅力前回です。「愛のむきだし」でもすごかったー。

この映画の中では、ブスでバカでワキガで誰とでも寝ちゃう、頭が足りない女の子役なんですけど、超うざいし超可愛いの。服装もいい感じに頭悪そうで良かった。

カヨちゃんは、ケンタとジュンにずーーっとバカにされながら過ごしてるんだけど、「ブス」とか「バカ」とか言われまくってるけど、名前を呼ばれる時は必ず“カヨちゃん”と“ちゃん付け”だったのが印象的でした。

映画には、色んな“女”を象徴するキャラクターが出てくるのですが、カヨちゃんは唯一“母性”を表していたように思います。それほど、カヨちゃんの存在感が異常で、これはぜひ映画を観て確かめて欲しいと思います。

映画「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」は6月12日より全国公開です。