読んだ。

「薄闇シルエット」
薄闇シルエット (角川文庫)
薄闇シルエット (角川文庫)
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「結婚してやる。ちゃんとしてやんなきゃな」と恋人に得意げに言われ、ハナは「なんかつまんねえ」と反発する。共同経営する下北沢の古着屋では、ポリシーを曲げて売り上げを増やそうとする親友と対立し、バイト同然の立場に。結婚、金儲けといった「ありきたりの幸せ」は信じにくいが、自分だけの何かも見つからず、もう37歳。ハナは、そんな自分に苛立ち、戸惑うが…。ひたむきに生きる女性の心情を鮮やかに描く傑作長編。


女友達って本当に素晴らしいですよね。という小説。
下北という一等地でこんなにフワフワした女の子たちが古着屋をやっていくことができたのか、とかとか細かいツッコミは色々あるにしても、
「えっ私ってもうこんなに歳なんだ」と自分の年齢に驚いたことのある人なら共感できる部分が多いと思う。

なんせ、私も去年からアンケートとかの年齢を自然に「23歳」と無意識にサバを読んでしまい、自分に驚いたことがあるくらいですから…。
自分の中身は何も変わらないのに、月日とか年齢ってのしかかってくる。
それが少しずつなのか、一気にドサっとなのかは個人差があるにしろ、
「いや、俺今20歳くらいの感覚だけどもう30歳だもんな」はよく聞くけど
「いや、俺今30歳くらいの感覚だけど今って20歳だもんな」ってあんまいないですよね。

ん、いるか。「大二病」の人たちは言いそうか。
(※大二病…トレインスポッティングのポスターを部屋にはり、デニムを天井からつるし、ワンルームにターンテーブルを置き、最近もっぱら肉より魚だな〜とか言っちゃうような、大学二年生っぽい人たち)

とにかく、大切な同性のお友達がいる方、逆にまるっきりいない方、大人になりきれない人は読むと結構爽やかな気分になれるのでお勧めです。