読んだ。

「ピンク・バス」角田光代
ピンク・バス (角川文庫)
ピンク・バス (角川文庫)
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子供を妊娠し浮かれているサエコの家に、夫の姉・実夏子が突然訪れる。長い間消息不明だったという実夏子は、そのまま勝手に住み着いてしまった。真夜中に化粧をしたり、冷蔵庫のハムを丸ごと食べたり、と不審な行動を繰り返す実夏子。何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく…。出産を目前に控えた女性の心の揺れを描いた表題作ほか、一篇を収録。瑞々しい筆致で描き出された、心に染みる極上中篇集。


表題作「ピンク・バス」は正直そこまで分かりませんでした。
主人公のイライラは嫌というほど伝わるのだけれど、ストーリー全体をなめらかに理解することができませんでした。

ただ、もう1つの短編「昨日はたくさん夢を見た」は素晴らしかったです。若者の焦り、熱に浮かされやすい恋人、だらだらと続く遊びの楽しさとむなしさ。
こんな友達がいそうだってありありと思い浮かびました。

「食べ物が美味しそうな小説や映画は傑作」と同じように、部屋の中の喧騒が思い浮かぶ小説には傑作が多い気がします。

と、さも思慮深めに書いてみましたがただの思いつきです。