読んだ。

君はフィクション (集英社文庫)
君はフィクション (集英社文庫)
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中年小説家「おれ」の創作パワーの源は証券会社に勤める若いOL香織との密会だ。今日も、ホテルの瀟洒なバーで待ち合わせ。だが、現れたのはプータローをしているという双子の妹・詩織だった。「おれ」はまったく性格の違う彼女に魅かれ、打ち解ける。すると詩織はルームキーを取り出し…。表題作『君はフィクション』ほか、単行本未収録の幻の3作品を特別収録した中島らも最後の短編集。


らもさん最後の短編ということで。
ところどころ時代を感じる描写があり、
(ホテルのバーで飲んでいて、背広のポッケからルームキーを出す男なんて今の日本にいるのだろうか?)ニヤニヤしてしまう箇所もあるけど、全体的にとてもライトで退廃的で音楽的で楽しめた。

そして、この本で一番良かったのは実の娘さんによるあとがき。
めちゃくちゃかっこよかった。

それだけでも読む価値あり。