一気読みさせていただいた。
最高だった。
泣いたけど…、せつない。

哀愁的東京
哀愁的東京


主人公の進藤宏はフリーライターとして生計を立てている中年絵本作家。かつては新進の絵本作家として期待されたが、「ある事件」があってからまったく作品が描けなくなっていた。無為な日々のなか、彼はライターの仕事で、「人生の下り坂」にさしかかった人びとに出会う。事業に失敗したITベンチャー起業家、旬を過ぎたアイドル歌手、年老いたSM嬢やホームレスの夫婦。彼らには共通点があった。それは進藤の幻の出世作「パパといっしょに」を知っていることだった。しかしいまの進藤には、そんな無邪気な過去の作品世界はもう描けなかった。



職場の方に借りたんだけど、最高だった。
重松清の本は好きなんだけど、ナイフとか恐くてそこまでのめりこめない作家さんだった。社会派というか?けどこの本で印象が変わった。

私は子供のころから文章を書く仕事にあこがれていて、でも、そんなに感情とかをこめた文章が書けなくて、専門学校時代とか講師にだめだしされまくってました。「そつなく書くけど、面白くない」とかとか。

もちろん、私の文章と、この本の主人公・進藤とは同じではないけど共感できる部分があったというか…。でも私の共感ははしっこの部分だけにしかすぎなくて、40歳前後のしかも男性が読んだらもっと良いんじゃないかなあと思います。逆に全然ダメかもしれないし。

しばらくお休みしていた(休むつもりはなくても)読書の再開がこんなに素晴らしい本だったことに幸運を感じます。幾度と読む予定!


買おうかなw