読んだ。
ほかに誰がいる (幻冬舎文庫 あ 29-1)
ほかに誰がいる (幻冬舎文庫 あ 29-1)


わたしの心をこんなに強くしめつける存在が。何百万遍、いってもいい。ほかに誰がいる。あのひとのほかに。苦しければ苦しいほど、わたしの心は磨かれる。注目の大型新人、初めての書き下ろし長編。


一気読みした。
つっこみどころは多いけど、めちゃくちゃ面白い。
話しのもってき方が素晴らしかった。主人公の視点でずーっと続いていく本だから好き嫌いあると思うけど、静かな描写なのに途中の怪我のシーンとか手から力抜けるほど気持ち悪かった。
そう思わせる本ってすごい。

私も、「ほかに誰がいる」っていう経験を一度だけしたことがある。
それで、今の人間関係に何の不満もなく楽しく生きているけど、「ほかに誰がいる」っていう人は今のところ現れていない。

今ドキのケータイ小説のすぐ絶望したり、自殺しようとしたりする気持ちがちょっとだけ分かって、女子高生がこのテの本に共感してるんなら、私よりも随分経験値も感情も上だと思ったくらい。本当いつも思うけど、高校生とか中学生とか今私たちが思ってるよりも絶対大人だし、色々考えてると思う。自分達が大人にコドモ扱いされて悲しかった気持ち忘れちゃうんですよね、自然と。

ただ、私の場合「食」と「酒」と少ない友人がいればHP回復しちゃうから、ニューヨーク行って、ニューヨーク観光もそこそこにキムチ鍋食べて、飲んで、ワイワイやってたらもうコロっと忘れてました。いろいろ。


この本は、そういう私みたいな神経の図太くない、繊細なきれいなお話です。
私は、オバサンっていうよりオッサンだからw