読んだ。

最悪



『最悪』
お先まっ暗、出口なし それでも続く人生か

小さなつまずきが地獄の入り口。転がりおちる男女の行きつく先は?

不況にあえぐ鉄工所社長の川谷は、近隣との軋轢(あつれき)や、取引先の無理な頼みに頭を抱えていた。銀行員のみどりは、家庭の問題やセクハラに悩んでいた。和也は、トルエンを巡ってヤクザに弱みを握られた。
無縁だった3人の人生が交差した時、運命は加速度をつけて転がり始める。



『邪魔』と一緒で救われない。
日常も一歩踏み出せばこんなに地獄なんだなあ…と。

良いことばかり続いたあとに、最悪の出来事があって、「そうだよな。良いことがありすぎた」ってあきらめる主人公達。

後半はもう本当どんどん堕ちていくだけなんですが、文体がすっきりしてるので読みやすいです。

分厚いけど、さほど時間かけず読めるはず。
私的には『邪魔』のがおすすめです。