読んだ。

『ランドマーク』
ランドマーク


重い小説(読み心地は軽め)を読んだ後だったので、軽い本を読もうと買ってみたのですが、そんなに軽くなかったです。

関東平野のど真ん中、開発途上の大宮の地にそびえ立つ、地上35階建ての巨大スパイラルビル。設計士・犬飼と鉄筋工・隼人の運命が交差するその建設現場で、積み重ねられた不安定なねじれがやがて臨界点を超えるとき―。鮮烈なイメージと比類ない構想、圧倒的な筆力で“現代”のクライシスを描く芥川賞・山本賞作家の傑作長篇小説。



「空中庭園」を読んだ時にも思ったのですが、“大宮”とか“多摩センター”とか作られた都会ってどこか不気味。
ビルや街がすっごいキレイなんだけど、誰も心から街を愛していない感じがする。

私は、幼稚園から中学まで埼玉に住んでいました。よく感じたのは、埼玉の人って「埼玉」に感情無い人多いですよね。
※私は、埼玉ダイスキなんですけど。
ニンジン美味しいし。千葉・神奈川より埼玉がスキ。





この本に出てくる、20歳の大学生の女の子がとても格好良い。
私が20歳の時、年上の(しかも自分が好きな分野で活躍している)男の人にこんなに独立した態度はとれなかったな。
まあ、今もとれないで苦しいんですが…。









#今日から作家名をタグにつけてみます。
ダントツで「吉田修一」、「奥田英朗」が多いのは目に見えているのだけど。新規開拓、新規開拓。