この3日間。
私はこの本を読む為に、この本の為に生きていたのかも。
電車の中で本を開けば夢中になり、わざと乗り過ごそうと思ったほどだ。


邪魔1邪魔2

『邪魔』上・下


奥田英朗の本はほぼ読んでいて、『イン・ザ・プール』のような可笑しい小説も『東京物語』のような青春小説も、『ガール』も、(この人男なのになんでこんなに女心わかるんだろう……。)と不審がってしまうくらい、ディティールが常に細かくて登場人物も生き生きしていて、必ず一気読みをしていた。


及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴一年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。



そんな大好きな奥田作品の中でも一番のめりこみました。
感想はヒトコト、恐かったです。


登場人物に感情移入しすぎて、
しばらくは心がざわざわ騒ぎそう。

この結末は悲しいけど、リアルすぎる。
私もこんな風に堕ちていく可能性が十分あるから、ただの小説の中の話だけとは思えない。




…………
今日はとびきり明るく、軽い本を読もうと思います。