推敲しない言葉

本・映画・音楽の、推敲しないそのままの記録。

2010年12月

2010年私的ベストムービー!

誰も望んでいないのに、2010年ベストムービーを決めてみました。個人的です。主観です。
2010年に劇場公開された作品が対象です。(「アバター」は2009年公開なんすけど、だいぶ年またぎでヒットしていたので入れちゃいました)

写会で観た来年公開作品を除くと、今年みた映画は66本でした。5日に1本観たということですね。
去年とほぼ一緒でした
ついつい感想を忘れて、「もう今さら…、ねえ?」って感じのもあるので、それは目をつむりつつ、
個人的2010年映画ベスト10を書いてみました。
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ノルウェイの森

観た。

「ノルウェイの森」
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「青いパパイヤの香り」「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」のトラン・アン・ユン監督が、村上春樹の世界的ベストセラー小説を映画化。37歳のワタナベトオルは、ドイツ行きの機内でビートルズの「ノルウェイの森」を聴き、18年前の青春を思い出す。当時ワタナベは、親友キズキの恋人・直子に恋をしていたが、ある日突然、キズキは自殺してしまった。キズキを失った喪失感から逃れるように東京の大学に進学したワタナベは、ある日東京で直子に再会するが……。出演は松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子。


セックス→死→セックス→死。
うん、でも原作も好きじゃないから特に感想無し。
(村上春樹さんは大好きです!)

ちなみに、トラン・アン・ユン監督の「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」は2009年の個人的ワースト2です。
「青いパパイヤの香り」とか良いのになあー。WHY?

瞳の奥の秘密

1月29日で残念ながら休館に入ってしまう、素晴らしき映画館恵比寿ガーデンシネマで鑑賞。

「瞳の奥の秘密」
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09年度米アカデミー賞外国語映画賞を受賞したサスペンス・ドラマ。2000年のブエノスアイレス。刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、25年前に担当した未解決の殺人事件についての小説を書くことを決意する。事件当時の職場を訪れ、元上司の検事補イレーネと再会したベンハミンは、イレーネとともに当時の捜査を振り返りながら、殺人事件の裏側に潜む謎に迫っていく……。主人公ベンハミンににアルゼンチンの国民的俳優リカルド・ダリン。監督はファン・ホゼ・カンパネッラ。


鑑賞自体も、感想も遅くなってしまったので、もう映画館では観る事が出来ないのですが、とても大人で、丁寧で、静かで素晴らしいミステリーだったと思います。本当、大人。

今年の初めに観た、「ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女」もそうですが、アメリカ以外(あえてアメリカ以外と言う)のミステリーって、いくつか疑問と余韻を残すところが好きです。なんとなく、アメリカのミステリーって完全にハッキリ結論を出したい感じがして興ざめする時がある気がしているのです。

ストーリーは、25年前に担当した未解決の殺人事件と、その事件を基に小説を書こうとする主人公ベンハミンの過去と現在が入り混じる形で展開するので、慣れないうちは混乱するかもしれません。が、慣れてくると、このお話がどれだけ深く綿密に絡み合い、美しいのかが分かってくる。スタートダッシュにこだわらない映画、好きです。

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基本、事件を追っている過去の自分の回顧であるので、そこまでハラハラ・ドキドキはしません。謎解き要素とかもそんな無い。が、所々ゾクっとするシーンもあり、メリハリがあり飽きさせない展開です。観終わった後に、あーだこーだ言いたくなっちゃう、実に余韻が残る、余韻ムービーです。

で、最後は結局恋愛に落ち着くという作品のブレなさも素敵。この、ベンハミンとイレーヌの恋が、大人なんですよーーー!
なので、ぜひDVD化された際は、ご覧いただきたい映画です。友達とワイワイとかじゃなく、一人でしっとりと。

トロン:レガシー(3D)

ついに公開。観てきました。

「トロン:レガシー」
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1982年に世界初のデジタル・コンピュータ・グラフィックスを導入したSFアドベンチャー「トロン」の3D版続編。「トロイ」「エラゴン」のギャレット・ヘドランドが主演を務め、その父を「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジスが演じる。7歳の息子サムをひとり残し、デジタル界のカリスマ、ケビン・フリンがこつ然と姿を消す。20年後、サムは父から届いたメッセージに従い、あらゆる不完全性を排除した理想世界「トロン」へ向かう。そこで未知の敵と激戦を繰り広げながら、「トロン」に隠された秘密に迫る。


格好良かった〜。満足。ストーリーとかはね、別に無いけれど、でもそれでもいいじゃないか。格好良いのですから。10月の「東京国際映画祭」では、30分程度のフッテージ映像を拝見したのですが、その時よりも3Dがキレイになっていた様に感じます。(気のせいだったらスイマセン)

が! 3Dがビヨーンと飛び出してくるかというと、実はそうでも無く、「アバター」みたいにフワフワした物が飛んでくるわけでも無く、「トロン:レガシー」ではあくまで奥行きを楽しむのがいいかなと思います。が、3Dうんぬん置いておいても、CG映像かなり格好良くてキレイなので、そこは問題無いと思ってます。バイクのバトルシーンすごかった〜。

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1982年のオリジナル作「トロン」にも出演していた、ジェフ・ブリッジス(クレイジー・ハート!)以外には、さほど有名な俳優さんが出ていないのも、“スっと”世界観に入り込めて良かった様に思います。主演のギャレット・ヘドランドのヤンチャな感じも、オリヴィア・ワイルドのミステリアスな美しさもピッタリ。

ちなみに、オリヴィア・ワイルドは海外ドラマ「Dr.HOUSE」で人気を博した女優さんですが、「トロン:レガシー」という超大作に出演後もまた、「Dr.HOUSE」の現場に戻ってくるそうです。そういうの格好良いっすネ。

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もちろん、疑問点はたくさんあって、トロンの世界に入り込んだ時にみんな“プログラム”であるのに、なぜ飯を食う!? とか。ラストとか。が、そういうの気にする自体が野暮な映画であると思うので、率先して目をつぶりましょう!

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で、DAFT PUNK先生によるサウンド・トラック&カメオ出演!
もちろんサントラ買うた。DJシーンかわいかった。
音楽の使い方、スーツやディスク、バイクや車のデザイン、そもそものストーリーの発想が完全に中学生の男子で、それが本当に素敵だと思いました。「トロン:レガシー」。あくまでも男子、男子が興奮する映画。(興奮してない男子にはゴメンだけど)

こう、オタクによるオタクの為の映画を、どこまでも一般的に派手に持って行ってエンタティメントにするのってディズニーすごいですよね。

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↑この、「トロン」カラーに染まったディズニーロゴを見れただけでも大満足だったりする私です。cool!

バーレスク

試写会で鑑賞したのですが、すっかりもう公開日ですね。
月日が経つのは早い。

「バーレスク」
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シェール&クリスティーナ・アギレラ主演のミュージカル・ドラマ。ロサンゼルスにあるラウンジ「バーレスク」を経営するテス(シェール)は、かつて有名なダンサーだったが、今は引退し後進の指導に当たっていた。そこにアイオワの田舎町から出てきた若い女性アリ(アギレラ)がやってくる。ウェイトレスとしてラウンジで働いていたアリだったがステージで歌声を披露すると、テスに認められ、その才能を開花させていく。監督は俳優出身のスティーブン・アンティン。


アギレラ姐さん初の映画出演、そして主演作。「ムーラン・ルージュ」、「シカゴ」、「NINE」の様なテイストの、豪華なミュージック・ムービーです。こういう、下着っぽいファッション、ガードルとか、ショーガールテイストって女の子大好きですよね。「Ravijour」みたいな雰囲気というか。

内容は、歌手を目指して田舎から出てきた女の子の青春映画。アカペラでの歌唱シーンなど“ダイヤの原石”が顔を出していく瞬間が、素直でまっすぐで良かったです。ちゃんと感動できる。

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クリスティーナ・アギレラってMVとかでしか見たことないから、もっとケバくて、大人な女性だと思ってましたけど、この映画だと素っぽくてキュートです。で、あまり背が大きくなくて可愛い。が、めちゃくちゃナイスバディ。

そして、彼女を支えるシュール&スタンリー・トゥッチ。「プラダを着た悪魔」や「ジュリー&ジュリア」にも登場していた彼、またしてもゲイ役です!

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アメリカで、“おしゃれなゲイ”を演じさせたら右に出るものはいないのかも?

アギレラ自ら、楽曲作成したという「Express」をはじめ、音楽はどれもよかったし、衣装もキュートでした。年末らしい、ゴージャスで元気でる映画なので、女子の皆さんは何も考えずにゼヒ!

ソウ ザ・ファイナル 3D

結構前に観ましたが、感想遅れです。

「ソウ ザ・ファイナル 3D」
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世界的ヒットを記録した人気ホラーシリーズの第7弾にして完結編が、シリーズ初となる3D映像で登場。前作に続きケビン・グルタートが監督を務める。ジグソウのゲームの生存者たちは、同じくゲームから生還した“精神的指導者”ボビー・デイガンの元に救いを求めて集まる。だが、ボビーの暗い過去が明らかになるにつれ、新たな恐怖が彼らを襲う。一方ホフマンとジルは、ジグソウの遺品をめぐって争いを繰り広げており……。


映画「SAW」と言うと、
1作目→神。
2作目→続編だけど、全然面白い。もちろん1は超えられないが
3作目→うん? でも面白い。
4作目→うーん…。でも、これ単体だったら、結構観れるホラーだと思う。
5作目以降→内容とはもういい、秋の風物詩。

って感じで、あーだこーだ言いながら、ずーっと劇場で観続けてきた、思い入れの深いシリーズです。ついに完結です。ということで、劇場で、もちろん3Dで出てまいりました。「完結編は3Dらしい」という情報を聞いた時は「狂気の沙汰じゃない」と思ってたけど、観たら結構普通でした。ていうか、別に3Dでも2Dでも関係ないくらいの普通っぷりでした。

「SAW」シリーズっていつも色んな人の苦しめ方、殺し方をしてて、「よく思いつくなこんな仕掛け」って思ってたんですけど、今回はなんと公共の面前でブッシューです。みんな見てる前で、血ドバー(腸も…)スプラッタ。うん、やりすぎ。

「SAW」シリーズにおける、“新しいゲームのブレスト”には、私の乏しい発想力ではとても参加出来ません。想像だと、会議室で課長とかに「明日までに拷問30個考えてこい!」とか「いやいや、それで目にパイプがつきささるのはこの前もやったしょ?」とかダメ出しされるブレスト。

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そして、今回メイン画像に使われている首に鎖がついている女性。彼女はかわいそうだったなー。まるで殺される理由が無いもの。でも、最後の最後でターゲットが新しいタイプの人間だったのは良かったです。ジグソウなんて人が実際にいたら、それはそれは恐ろしいけど、今回のターゲットの男性の様な人は絶対出てくるし、実はジグソウよりもそっちの人のが恐ろしい人物だと思いました。

ともあれ、「SAW」シリーズ関係者の皆さん。長い間お疲れ様でしたー。
profile
東京で働く28歳。ライターをしています。

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