推敲しない言葉

本・映画・音楽の、推敲しないそのままの記録。

2010年07月

セックス・アンド・ザ・シティ2

遅ればせながら鑑賞。

「セックス・アンド・ザ・シティ2 」
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ニューヨークに暮らす4人の独身女性の日常を赤裸々に描き、日本でも大ブームとなった同名TVシリーズの劇場版第2弾。サラ・ジェシカ・パーカーら主要キャストと、監督のマイケル・パトリック・キングが再集結。4人がそれぞれのハッピーエンドを迎えた前作から2年。キャリーは幸せながらもロマンスの失われた結婚生活に疑問を抱き始め、ほかの3人もそれぞれ子育てや仕事や恋愛に悩んでいた。そんな折り、4人はアラブの砂漠へ逃避行の旅に出る。そこでキャリーは、かつての恋人エイダンと再会する。


前提として、私「SATC」のドラマシリーズを全く観てませんので、そんな初心者の私でも2時間半ほど普通に楽しめたのは作品の持つパワーだなぁ、とそこは素直に感心。オープニングの、キラッキラ光るマンハッタンと音楽と使い方は、ちょい鳥肌たちました。カッコイイ。

後は、「これ人種差別じゃない?大丈夫?」っていう心配6割、「何だかんだいって女の友情は良い」っていう納得2割、「何だかんだいって洋服がかわいい」っていう女心1割、「私は結婚したら家でご飯食べたい」っていう願望1割。そんな感じで、つらつらと眺めてました。

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一緒に観た人も、他の人も皆言ってますが、この写真のミランダとシャーロットのシーンは素敵。お互い母として秘密を話し合う。「さあ、飲んで」グラス、カチーン。ここ、ジーンとしました。

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そのシーンが良かった分、キャリーのワガママさに正直イラついてしまったなあ。彼女のキュートさはこんなものでは無いのでは?(と知ったような事を言ってみる)

サマンサもパッションはいいけど、旅行中だし、その土地の風土に従おうよ!

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けど、やっぱり自分がいつも地味な色の服ばかり着ている分、カラフルなお洋服や靴を見るのは楽しかったし、分かりやすいアメリカンジョークにクスっとする事はそれなりに出来たから、総合的に楽しい映画ではありました。

やっぱり女の子同士で遊んだり飲んだりするの楽しいっすもんねー。お互いの男子の話ばかりになっても、話がアッチコッチ飛び回っても、面白い。そこが面白い。感性や、価値観が全く違っても、「仲の良い女友達の心地よさ」。そこは共感できるんだなあ。

トイストーリー3

ついに、観ました! TOHOシネマズ六本木ヒルズには、バズのコスプレした、アメリカ人のキッズがいて超可愛かったっす!

「トイストーリー3」
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おもちゃの世界を舞台にしたピクサーの人気シリーズの第3弾にして初の3D映画。カウボーイ人形のウッディやバズ・ライトイヤーらの持ち主アンディは大学進学が決定し、おもちゃを整理することに。だが母親の手違いなどにより、おもちゃたちは近所の保育園に寄付されてしまう。アンディに捨てられたと思いこみ傷心のおもちゃたちだったが、ウッディはただ一人アンディを信じて保育園からの脱出を試みる。製作総指揮にジョン・ラセター。監督は「モンスターズ・インク」のリー・アンクリッチ。


私はピクサーが大好きで、ピクサー長編初作品である「トイストーリー」の続編、ピクサー初の3D、しかも完璧な予告編を見せられちゃあ、めちゃくちゃ期待が高まるのも仕方ないってもの。でもその期待を見事にぴょーんと飛び越えてくれました。さすがです、さすがすぎます!

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「トイストーリー」を子供時代に観た時、「3Dアニメって違和感あるなー」って最初は思っていて、私の記憶が正しければ世間的にも「どうなの?」って感じだったと思うんだけど、今ではすっかり定番化しましたよね。

ドリームワークスの作品も全然嫌いじゃないし、シニカルで面白いんだけど、ピクサーってとにかく、友情と愛とHAPPYがつまってて、それが押しつけがましく無いのが素敵。全編のすみずみまで、制作側の「トイストーリー」への愛がにじみでていて、観客側にもガンガン伝わってきました。

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17歳になったアンディとの別れを中心に、「おもちゃの一生」をテーマにした本編。切ない場面も多いけど、基本的には笑えるシーンだらけ。バズがとち狂い、踊り狂う所が最高だった。ポテトヘッド夫妻、恐竜のレックス、ポークチョップなど脇役のスパイスも健在。

と、書くと「トイストーリー」ファンじゃないと楽しめないのかな?って思う人も多いかもしれないけど、「トイストーリー」を一切観たことが無いお友達も、絶賛してたのでそこは心配ナシ。これを観て、1と2をDVDで観るのも面白いと思うし、「あ、あのシーンはこういう想いからか」って気付ける事も多いはず。

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改めてウッディの正義感の強さがあふれ出た、おもちゃ達の大冒険にただただ感動。これ本当大人のほうが泣いちゃうんじゃないかな。子供は純粋におもちゃ達の動きが楽しいだろうし、自分のおもちゃがさらに大事になると思う。

あと、3Dは、めっちゃキレイだったけど3Dをフル活用したギミックとかは特に無いので2Dでもいいんじゃないかと思います。でも、これはピクサーのお祭りだし、ぜひ3Dをオススメしたいかなー。

ピクサーおなじみの、本編上映前の短編作品「デイ&ナイト」も逸脱!
あー面白かった。

横道世之介

事情があって実家長野に帰省中、往復の新幹線で読み終えました。

「横道世之介」
横道世之介
横道世之介
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横道世之介。
長崎の港町生まれ。その由来は『好色一代男』と思い切ってはみたものの、限りなく埼玉な東京に住む上京したての18歳。嫌みのない図々しさが人を呼び、呼ばれた人の頼みは断れないお人好し。とりたててなんにもないけれど、なんだかいろいろあったような気がしている「ザ・大学生」。どこにでもいそうで、でもサンバを踊るからなかなかいないかもしれない。なんだか、いい奴。

――世之介が呼び覚ます、愛しい日々の、記憶のかけら。


吉田修一は好きな作家で、ほぼ読んでいるけど文庫になってから読むのが常で、単行本を買ったのははじめて。
メディアで結構話題になってて、評価も高いから期待も高かったのだけど、想像したのと違って、すごく穏やかで爽やかな小説でした。なんていうか、この小説がこうやってたくさんの人の評価を受けてる事自体に幸せを感じます。

世之介は、なんてことない普通の大学生で、上京したばかりのウキウキと不安と「ま、こんなもんだよな」っていう気持ちが入り混じったキャラクターがリアル。でも、80年代に大学生だった40代の人達が見た方が、よりその空気感を感じることができるでしょう。ちょっと、うらやましい!

上京したての大学生男子の青春を描いた小説といえば、奥田英朗の「東京物語」があって、こちらも大好きなのですが、「横道世之介」は大学時代の過去、と社会人になった現代が入り組んでいく所が面白い。そして、ある事件がその物語をつなぎ、ラストに持っていく所がなんか、結構普通で、ギミックとか感じないのに、感動する。

大泣きするって感じじゃなくて、あくまでホロリ。
おすすめです。

シーサイドモーテル

しばらく前に観たのに、ずっと感想書きそびれてました。

「シーサイドモーテル」
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海もないのに「シーサイド」と名づけられた山奥のすたれたモーテルを舞台に、ワケありの男女11 人が騒動を巻き起こすアンサンブル・ストーリー。悪徳セールスマン、コールガール、借金まみれのギャンブラー、借金取り、EDに悩む社長、キャバ嬢など、個性豊かなキャラクターが場末のモーテルでだまし合いを繰り広げる。生田斗真、麻生久美子、山田孝之、成海璃子、玉山鉄二、温水洋一、古田新太ほか豪華キャストが揃った。監督は「スクールデイズ」(05)の守屋健太郎、原作は岡田ユキオのコミック「MOTEL」。


原作はコミックです。

MOTEL (ニチブンコミックス)
MOTEL (ニチブンコミックス)
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こちらは、結構刺激的でスタイリッシュ、かなり面白いのですが、映画になると、その世界観が全く活かされていない残念な仕上がりになってしまいました…。というか、これ、生田君、麻生さん、山田孝之など、キャストでもってるだけで、他の人だったら1時間半観れなかったかもしれませんw

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公開直前にたまたま見ていた、「お願いランキング」の映画批評するコーナーでもケチョンケチョンに言われていたのですが、確かに、別々の状況が錯綜する「グランドホテル方式」という撮り方が全く活きて無いっていうか、「別に絡んでないし、絡まなくてもよくね?」となっちゃってる点が問題かと。

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あと、それぞれの登場人物の描写が結構サラっと終わっちゃうんです。小島聖とかもうちょっと観たかったかも。

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良い点を挙げるとすれば、デリヘル嬢役の麻生さんの「今夜あなたと萌え萌えフォーリンラブ」(画像参照)って所がカワイイのと、インテリア、衣装がカワイイことくらいかな。

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玉山鉄二様大好きの私にとっても、不完全燃焼な映画でした。
コミックの方をオススメします。
profile
東京で働く28歳。ライターをしています。

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