推敲しない言葉

本・映画・音楽の、推敲しないそのままの記録。

2010年06月

アウトレイジ

渋谷東急で初めて鑑賞しました。

「アウトレイジ」
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「その男、凶暴につき」「ソナチネ」「HANA-BI」といった暴力映画で知られる北野武監督が原点回帰し、ヤクザ同士の熾烈な権力闘争を描いた第15作。関東最大の暴力団山王会の若頭・加藤は直参の池元組組長・池元に、池元と付き合いのある村瀬組を締めるよう苦言を呈する。そこで池元は配下の大友組組長・大友に、その役目を任せるが……。大友にビートたけし、加藤に三浦友和のほか、椎名桔平、加瀬亮、國村隼、石橋蓮司、小日向文世、北村総一朗ら豪華キャストが集結。


激しいバイオレンスシーンが話題になっていましたが、“暴力”というよりは、とにかく痛かったです。「SAW」シリーズファンである私ですが、目2回つぶりました。(が、結局は薄目で見る)
話題の歯医者のシーン。あそこはもう…。

しかし、作品としては私これ好きです!
私は武の映画のファンでもアンチでもなくて、それでも6本くらいは観ていて、「キッズリターン」が好きで、「菊次郎」とか感動系はそこまでって感じなのですが、「アウトレイジ」はどれとも違って楽しめました。こういう事を言うと、怒る人もいそうだけど、ベクトルはハリウッド映画と一緒で、エンタティメントに振り切っていて、純粋に飽きずに観れました。

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ベタベタなヤクザ像というか、海外のお客様に向けた刺青のシーンや(これ、一緒に行った人の言葉の受け売りです)、指詰めのシーン、黒塗りの車をたくさん出すあたり、「あ〜ヤクザって恐い」と凡人の私は思わざるを得ないのです。

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普段は優男役が多い加瀬さんも、殴る蹴る!
この映画では一番オイシイ役所かと。

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あと小日向文世さんも、オイシイ役。本当のワルは、吼えずに上手に世渡りするんですよねえ。

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そして、私が個人的に「過大評価されている」と思ってる俳優の1人である椎名桔平(もう1人は大沢たかお。これはまだ思ってる)がめちゃくちゃ格好良くて、色気でまくってました。ちょーセクシー。

椎名桔平、加瀬亮と普段まろやかな俳優さんが魅せる、狂気の数々を観る。という観点では女性も楽しめるかもしれませんが、基本的には男性の映画でしょうね。

痛いのがダメな人はお気をつけてどうぞ。

告白

感想遅れ。初日に観てきましたが、激混みでした。

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「告白」
2009年本屋大賞を受賞した湊かなえのミステリー小説を、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督が松たか子主演で映画化したサスペンスドラマ。ある中学校の1年B組の担任を務める女性教師の森口(松)は、愛娘を学校のプールで殺害される。警察は事故死と判断するが、森口は学年末の終業式の日に、犯人はクラスの中にいると生徒たちに告げる。共演に岡田将生、木村佳乃。


キャスト4人がそろって来日し、私の周りでも相当盛り上がっていた「SATC2」に勝ち、興行成績1位を獲得したのは驚きでした。
(まあ仮面ライダーもSATCに勝って2位だけど)

原作がベストセラーの映画化ですが、この映画に至っては「原作を読んでいる人」「原作を読んでいない人」の感想の差があまり無いように感じます。私は原作を読んでいるので、もちろん結末に驚かされる事は無いのですが、映画観終わってグッタリしたのは、初めてこの話に触れる人たちと一緒かと。

松たか子の演技が恐かったのは、私があえて言うまでも無く素晴らしかったのですが、その他のキャストも全てマッチしていて、感動しました。

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空気の読めないウザい熱血教師“ウェルテル”に、岡田将生さんがキャスティングされた時は、合わないなあと思っていたのですが、いざジャージを着て、タンバリンをたたき、踊る彼を観たら、まさに“ウェルテル”だったので驚きました。結果すごいカワイソウな役なんですけどね。

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また、 木村佳乃って女優なんだなってこの映画で始めて感じました。今まで彼女の演技で印象に残っているものが無かったのですが、犯人の母親役、とてつもなかったです。

冒頭の森口による告白のシーンから、クラスメイトの告白にうつっていく瞬間は酷い話なんだけどとても綺麗で、変な透明感みたいのが漂ってました。犯人A、B、少女役の子役もピッタリ。

ただ、小説で読むよりも映像で見せられると、ゲ…ってなるシーンも多かったです。特に小さいお子さんがいらっしゃる人は観ない方がいい気がします。

中島哲也作品は、後から見返すとその“服飾専門学生が好きそうなオシャレっぽさ”に恥ずかしくなってしまう時があるのですが、(「嫌われ松子」の木村カエラとか、「パコ」の木村カエラとか。でも、カエラさん大好きです。結婚おめでとうございます)この作品は狙いすぎてない、映像と音楽が良かったです。

ミステリー好きな方はぜひご覧ください。

裏切りの街

久々のブログは、久々の舞台で。

「裏切りの街」
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25歳のフリーター・裕一(田中圭)は、携帯電話で異性と話すサービスを通じて知り合った40歳の主婦・智子(秋山菜津子)とホテルに行く関係をだらだらと続けていた。裕一には同棲している恋人(安藤サクラ)が、智子には夫(松尾スズキ)がいるのだが、半年後、智子は妊娠し、二人の関係もバレてしまう…。


予備知識を全く持たずに観たので、前後編に分かれる時間の長い舞台である事、監督がポツドール主宰で映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の三浦大輔である事なども知らずに鑑賞。

田中圭くんが役にピッタリとはまっていて良かったです。あと安藤サクラさんはうっとうしい女性を演じるの本当スゴイです。

内容は、テレクラで出会ったニート(もはやフリーターでもない)と、貞淑な主婦が体の関係をだらだらと持ち続け…。ってので、私は経験無いけど、なんとなく気持ちが分かった。

絶望的に寂しいからとか、心に闇を抱えてるからとか、相手が自分を愛してくれないとか、明確な理由があって浮気をする人なんて、実はそんなにいない気がしてます。浮気相手に対してだって、運命を感じたとか、どうしようもなく好きになってしまったとか、そんなのって一部な気がする。

2人でいる理由はただ、1人だと暇でつまんないから。とことん、そこを描いていたので興味深かったです。

そして、峯田のブログを読んで、生歌披露の時とかあったんだって驚いた!それかなり贅沢ですなあ。

お客さんは女性がほとんどだったけれど、あれは田中圭くん目当てなのか、松尾スズキ目当てなのか、熱狂的な峯田ファンか、どれが一番多いんでしょうね。
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東京で働く28歳。ライターをしています。

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