推敲しない言葉

本・映画・音楽の、推敲しないそのままの記録。

2010年04月

パリより愛をこめて

試写会で鑑賞。

「パリより愛をこめて」
main_large


「96時間」の製作リュック・ベッソン&ピエール・モレル監督のコンビによるスパイアクション。パリのアメリカ大使館に勤務し、人も羨む生活を送っているジェームズ・リース(ジョナサン・リース=マイヤーズ)だったが、彼の裏の顔はCIAの下級職員で、夢は正真正銘のエージェントになることだった。そんなある日、CIAからジェームズにテロ事件の捜査指令が下り、チャーリー・ワックス(ジョン・トラボルタ)というスキンヘッドの男とコンビを組むことになる。


「96時間」で最恐暴れん坊お父さんを描ききったピエール・モレル監督がまたしても、“犯人に同情してしまうほど恐い”登場人物を生み出しました。スキンヘッドのジョン・トラボルタがすごい、濃い。

sub5_large


ドンパチ大好きな人におすすめ。「トランスポーター」より人間くさく、「TAXi」よりはシリアス。そんな映画です。リュック・ベッソンって作りたい映画が全然ぶれないのがすごいですね。「WASABI」とかトンデモ映画を次々と生み出すのもご愛嬌。でもフランスでのリアルな評価ってどうなんですかね?気になる。

sub1_large


「ベルベット・ゴールドマイン」のジョナサン・リース=マイヤーズが格好良い。最初はヘタレで恐がりの役だけど、次第にCIAの仕事が板についていく姿がセクシー。アイルランドの俳優さんみたいだけど、ハリウッドスターみたいにブヨブヨした感じが無くてクール。モデル業も多いとあって、かなり女性ウケする格好良さです。

「パリより愛をこめて」という邦題で、ウーン…。って思った人も、何も考えずに楽しめるスカッとアクションなので、「とにかく何か映画観たい。でも疲れるのは嫌」って時にご覧ください。

映画「パリより愛をこめて」は5月15日より全国ロードショー。
公式サイト」では、遠藤憲一の超渋い着ボイスも無料ダウンロードできるので、ぜひチェケラー。

パーマネント野ばら

試写会で鑑賞。

main_large


「パーマネント野ばら」
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八監督が、西原理恵子のコミックを映画化。北野武監督作「Dolls(ドールズ)」以来、菅野美穂の8年ぶりとなる主演作。共演に江口洋介、夏木マリ、小池栄子、池脇千鶴ほか。海辺の町にある「パーマネント野ばら」は、離婚の末に一人娘を連れて故郷に出戻ったなおこと、なおこの母・まさ子の2人で営む小さな美容室。そこにはさまざまな事情を抱えた町の女たちがやってきて、恋愛にまつわるさまざま話に興じる場所だった。


菅野美穂、全編に渡ってほぼすっぴん。圧倒的透明感。
サイバラ先生の叙情的サイドの映画化というと昨年の「女の子ものがたり」がありますが、「パーマネント野ばら」も高知が舞台とか、女の子3人が出てくる所とかかなり被っている部分が多かったです。が、はるかにこちらの方が面白かったです。

sub1_large


離婚して、子供がいて、実家に帰ってきて、「ワシ一人で生きていく!」みたいな気合とかも全然無くて、毎日何となく生きている(ように見える)菅野美穂演じるなおこ。一般的にシングルマザーって、「子供の為に一生懸命」な部分がフューチャーされるけど、この映画の場合はちょっと違う。「母よりも女としての私の人生も大事」という事が大きい。でも、椎名林檎の「歌舞伎町の女王」の「15になった私を置いて」的な世界でも無い。「子供はもちろん大事。でもやっぱ恋したいし、たまには夜遅くまで飲んじゃう」みたいな、ゆるく自分を許しちゃう母親が描かれていました。

sub2_large


ひどく男に依存して、即物的に生きている女達が自然と集まる憩いの場、パーマネント野ばら。下ネタばかり話してるのに、昼から焼酎とか飲んでるのに、自分を美しくする為の場所であるパーマ屋を心の拠りどころにしている、という設定が素敵。

女は死ぬまで一生女。一言で言うなら、そんな映画でした。場末のフィリピンパブのママ、小池栄子がかなりイカしてる。すごい情けない女の人だけど、切なくてすっごく可愛い。あと、池脇千鶴の不のオーラが異常。以前、上司がブログで書いていたのですが、あのポッチャリした感じは役作りなの? デフォルトなの?

最後の意外な結末は同監督の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」みたいなゾッとする感じで良かった。あんまりハードルあげるとつまらなくなっちゃうけど、「シャッター・アイランド」の10倍は驚く展開だと思う。

とはいえ、ゆったりとした雰囲気が流れる、美しい景色も魅力的なので、人々が抱える悩みをちょっと覗き見する感覚で、オススメしたい映画であります。

「パーマネント野ばら」は5月22日より全国公開。

タイタンの戦い(3D)

感想遅れ、試写会で鑑賞。

「タイタンの戦い」
main_large


「アバター」のサム・ワーシントンが主演する、ギリシャ神話に登場する神々の壮絶な戦いを描いた 3Dアクション。監督は「トランスポーター」シリーズを手がけるルイ・レテリエ。神と人が共存していた時代、神々は己の欲望を満たすため、激しい権力争いに明け暮れていた。ある日、そんな神々に対し人間の王が反乱を起こす。人間の創造主でもある神々の王ゼウスはこれに激怒し、人類を滅ぼそうと冥界の王ハデスを解き放つが、人間の心を持つ神ペルセウスが人類救出のため立ち上がる。


「ターミネーター4」出演前は生活苦から車中生活を余儀なくされていたのに、「アバター」の主演に起用されるや一気に(使い古された表現ではなく本当に)スターの仲間入りを果たしたサム・ワーシントン主演作。

ビッグになってからもアカデミー賞受賞式に、「スタイリストから渡された靴が変だった」という理由で1,800円の靴を自前で購入して登場したり、セレブぶらないところが素敵な、日本の阿部寛みたいな俳優さんです。

「アバター」の次の作品が、3D同時上映な「タイタンの戦い」だった為“3D俳優”などと言われることも多いこの頃ですが、本作は「アバター」に比べて、非常に“中学生っぽい”3Dの使い方をしておりました!とにかく飛び出させちゃえ、びよーん!みたいな。

sub10_large


バケモノもとにかくでっかいし、飛び出しちゃうよん、びよーん! こわいよーん! でもガッツと友情(その割にはすぐ人が死ぬ)と神の力でたちむかうよーん! ってな感じのとにかく、分かりやすい「少年誌的展開」でした。

私は観る前に特に期待とかしていなかったので、頭からっぽな感じで観れて良かったと思います。でも、同じ“頭からっぽムービー”だったら、カー&ガンアクションバリバリで、ちょっと洒落た(でも笑えない)ジョークが出てくるリュック・ベッソン系映画の方が私は好きです。

sub2_large


このテの映画では珍しく、姫様の影がめちゃくちゃ薄い。
ギリシャっぽい、建物の造りや衣装何かは凝ってて結構キレイだったなーという印象。

sub8_large


一転、神様たちが出てくるシーンの安っぽさが異常だった。「96時間」の暴れん坊お父さん、リーアム・ニーソン演じる「神々の王ゼウス」が出てくるシーンは、本当中学生の男子が想像するようなベタベタな感じで笑えました。

監督が「聖闘士星矢にインスパイヤされた」と語っているだけあって、良くも悪くも「古き良き時代のジャンプ」(メイン購買層が腐女子じゃない時代)な感じが否めない映画でした。何かこう、「ああ、こういう感じだったよね俺も昔はさ」って気分に浸りたい人はどうぞ観てみてください。

アリス・イン・ワンダーランド

感想遅れ。

「アリス・イン・ワンダーランド」
2ndsub_large


ティム・バートン監督がルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を元にアリスの新たな冒険を描くファンタジー大作。19歳に成長したアリスは、幼い日に地下世界を冒険したことを忘れていたが、ある日、洋服を着た白ウサギを目撃し、その後を追って再び地下世界へ。するとそこは独善的な赤の女王に支配されていて……。タイトルロールに新人ミア・ワシコウスカ。共演にジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターほか。


超話題作。今これが一番観たい!という人ってすごく多いと思います。
劇場にいても、街中にいても「アリスが観たい、アリスが観たい」という声を本当に良く聞いたし、「アバター」なんて軽く超えてしまうんじゃないかという映画に対する“熱”をめちゃくちゃ感じる作品でした。

ていうか、日本人って本当ティム・バートンとデップが好きですよね。

sub_new_large


私もその、日本人の中のバートン・ファンの1人であるわけで、そういう意味でいうと少し物足りなかったと思います。彼の作品の特徴である、ギリギリの毒が無くて。例えば、「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」の場合、予想よりも(宣伝よりも)グロくて、デップ様目当てで映画を観に来ている女の子達が大丈夫かな? と心配になったほどだったので。

だから、バートン作品としては毒が少なめなので、食傷気味だし、それほど好きでない言葉を使うなら“キモカワ”要素はかなり少ないと思う。でも、映画としてつまらないかというとそんなこと全然無くて、ファンタジーとして面白かったです。キラキラしてた。冒険だー!みたいな。

毒が欠けているといっても、みんな大好き!バートンの世界観は健在で、デップ様演じるマッド・ハッターはやっぱりすごい存在感だったと思う。(原型無いけど)

alice_large


あとは、「影薄い」って声も多いけど私はアリス役の女優さん、良かったです。アンニュイで、いっつも眉間に皺を寄せてて、すごくセクシーでした。この作品は独特だから、是非他の映画でも活躍を観てみたいです。

そして、何と言ってもこの映画の魅力はチェシャ猫!!!!!!!
チェシャ猫、超ラブ。
すっごい可愛い。原作よりも、ディズニーアニメ版よりも、何よりも可愛かったこのチェシャ猫。
ブロスで読んだバートンのインタビューでは「今回チェシャ猫を登場させてみて、自分が猫嫌いだってことが再認識できたよ」と言ってましたけど、何で嫌いなのにあんなに可愛くできるのだろう。と不思議。

ふわっふわっで、ニヒル。
今、一番気になる異性はチェシャ猫です。

西原理恵子の人生画力対決 1

お誕生日(去る、4/12)に頂きました!

「西原理恵子の人生画力対決 1」

西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)
西原理恵子の人生画力対決 1 (コミックス単行本)
クチコミを見る


サイバラが大御所漫画家達とお絵かき対決!

漫画家は本当に絵がうまいのか? 絵が下手なくせに、無駄に売れてしまっている漫画家を糾弾すべく、美大出身の西原理恵子が立ち上がる!


まず、アイデアの完全勝利ですね。サイバラ先生と福本先生の画力対決を、コミックナタリーの記事を読んでいてすごく好きだったので、本をもらってすごく嬉しかったです。ポケットモンスター赤を買った時以来の、「早く家に帰りたい」っぷりを発揮しました。

やっぱり、福本先生との“圧倒的画力対決”が一番の見所ですが、藤子不二雄(A)先生が何気に登場してるのがすごい。(先生の石川遼クンがすごすぎる…!)

最近西原先生原作の映画「パーマネント野ばら」を観たのですが(感想は後ほど)、こういうしょーもない企画も、叙情的な作品も書けるサイバラ先生はやっぱりすごいと思います。

次の巻も楽しみである。

ブルーレイで観たい「ザ・フォール/落下の王国」

ブログネタ
「ワーナー・ホーム・ビデオ」のブルーレイで、どれが好き?(プレゼント付き) に参加中!
共通テーマに参加。

2002年の誕生以降、次第に低価格なプレーヤーやレコーダーが登場し、次第にお茶の間に普及しつつあるブルーレイ。高い解像度からこそ実現できたクリアな画質に驚いた人も多いのでは無いでしょうか。ブルーレイプレーヤーを持っていなくても、店頭などでつい目を奪われてしまいますよね。

でも、「ブルーレイソフトってちょっと割高…」そう思ってなかなか手を出せない人もいたのでは? そんなあなたの為に「ワーナー・ホーム・ビデオ」が 150タイトルのブルーレイを全て2,500円で販売する驚異的なサービスを4月21日から開始するそうです!(※一部新作タイトルは除く)


ブルーレイが2,500円って確かに安い。
私は映画のDVD・ブルーレイをたくさん持っているほうでは無いのですが、「劇場でいち早く観たい!」っていう作品と「自宅にディスクを置いておきたい」という作品は結構違う気がします。

例えば、最近の公開作品で私が見た中で言ったら「息もできない」とかすごく面白かったけどコレクションに加えたいかと言うと別だったりする。

やっぱり自宅に置くからには、何度も観たいしそうなってくると、超大好きな映画か、BGM代わりにできる音楽要素が多い映画、映像をひたすら眺めていたい映画が良いかなーって思います。

というわけで、150タイトルから私がブルーレイで観たい・欲しいのはコレ、「ザ・フォール/落下の王国」です!

ザ・フォール/落下の王国 [Blu-ray]
ザ・フォール/落下の王国 [Blu-ray]
クチコミを見る


構想26年、撮影4年。 ターセム『ザ・セル』待望の最新作!!
ターセム『ザ・セル』×デビッド・フィンチャー『ファイト・クラブ』×スパイク・ジョーンズ『アダプテーション』が創りあげた誰も観たことのない圧倒的な映像美!!


公開当時、劇場で観たのですが、映像美はんぱないです。今まで「この映画映像がきれー」とか言ってた自分に喧嘩売りたいくらい素晴らしかった。衣装も可愛いので、自宅で何度観ても飽き無そう。あと興味の無い友人とかも、部屋に遊びに来た時ドサクサにまぎれて見せて、「これは!」と驚かせたい。そんな感じです。

まずは予告でちょっと映像を見てみてください。



これがもっともっと展開されて、月並みですが世界ってすごい! と思えるロケーションが次々と登場します。

映画を完成する為に私財を投げ打ち、借金だらけになった監督の映画バカっぷりを感じて欲しい1作です。

ACACIA

試写会で鑑賞。

「ACACIA」
main_large


元プロレスラーのアントニオ猪木が初主演するヒューマンドラマ。作家・ミュージシャンなど幅広く活躍する辻仁成が、監督・原作・脚本を務める。元覆面プロレスラーの大魔神は、息子に充分な愛情を注げなかったことを悔やみながら、寂れた団地で静かに余生を過ごしていた。そんなある日、母親に捨てられた少年タクロウが大魔神の家に転がり込んでくる。自分にだけ心を開くタクロウと親子のように暮らし始めた大魔神は、やがて本当の家族と再会する覚悟を決める。


猪木主演×辻仁成監督作品という、非常に香ばしいコラボレーションが実現。(破壊屋さんの「この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞」には確実にノミネートされるでしょうね)

結論から言うと、トンデモ映画です。でも猪木の演技は思ったより違和感無かったと思います。

開口一番のウルトラ棒読みから、「このまま2時間弱、耐えられるだろうか」と心配になったのですが、体はでかいけど心は優しい元レスラーという設定だったので、朴訥とした感じも、まあOKという感じでした。中盤から慣れてきた。

sub1_large


それよりも、私が気になったのは、ホームヘルパー役で登場する北村一輝の薄気味悪さ。北村さん自身というよりは役の気色悪さがやばかった。心の優しい役でありながら、お年寄りと会話する際に古ぼけた腹話術人形越しに話すのもやばいし、その人形が何よりも恐かった。

あとは、最後の最後の方のシーンで猪木演じる大魔神が住む団地に登場するプロレスリングの演出も謎。全く別ジャンルの映画ですが、松本人志監督の「しんぼる」の様な唐突感と、スクリーンの裏に感じる辻監督の「ねー、僕ってこういうシュールな演出も出来るの!すごいでしょー」というドヤ顔を見た気がして、どんびき。

えーっと、この映画の良い所。良い所は、子役が上手い所と、お母さん役の坂井真紀さんがビッチ設定で珍しいなって思ったのと、甘いけど思ったより猪木さんががんばってる所でしょうか。

トンデモ映画に皆さんがくだす、判断やいかに。個人的には、これから公開に向けて辻監督が番宣でテレビにたくさん出始めるのが一番恐かったり。
「ACACIA」は6月12日全国ロードショーです。

ザ・ウォーカー

試写会で鑑賞。

original


ジョエル・シルバー製作、デンゼル・ワシントン主演の近未来アクション。あらゆる文明が崩壊した近未来の地球。イーライと名乗る男(ワシントン)は、世界でたった1冊残る本を運び、30年間、ただひたすら西へ向かって旅をしていた。そんな彼の前に、その1冊の本を探し続ける独裁者・カーネギーが現れる……。監督は「フロム・ヘル」のヒューズ兄弟。共演にゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、トム・ウェイツ。


世界が荒廃した「北斗の拳」(199X…)的な世界で、ただただ“ある目的”の為に歩き続ける男が主人公。デンゼル・ワシントンは、去年の「サブウェイ123 -激突-」の頃とは別人の様にスリムになって、自身初となる本格アクションに挑んでいます。

今までは、知的で温和な役が多かった為「あ、こんなに動けたのね」というのがまず最初の感想。

最近は実写版「AKIRA」の有力な監督候補として、注目を集めているヒューズ兄弟。デップ様が“切り裂きジャック”を追う刑事を演じた「フロムヘル」が一番有名っぽいですね。今回は彼らのカラーというよりも、「マトリックス」シリーズのジョエル・シルバーが製作ということで、かなり“マトリックスらしさ”がにじみ出ている映像となっていました。

こう、矢がピュン……ン…とスローモーションになる感じとかですね。



黒と緑とグレーが混じったような世界観とかですね。
でも予告で観るよりは、アクション具合は控えめ。それよりも、デンゼル・ワシントンの超人的なキャラクターと、超自己中なゲイリー・オールドマンのキャラクターの対比の方が面白かったです。

後は、ヒロイン役のミラ・クニスは“ポスト・アンジー”と言われているようで(ミーガン・フォックスじゃなかったのか?)今後の活躍が期待できそうな美しい女性でした。

えっ! マコーレー・カルキンと交際中。ええ。

「ザ・ウォーカー」は6月19日より全国ロードショーです。

プリンセスと魔法のキス

遅ればせながら鑑賞。

「プリンセスと魔法のキス」
main--kissthefrog12_8_08_large


グリム童話「かえるの王子さま」を換骨奪胎したE・D・ベイカーによる児童小説「カエルになったお姫様」を、「リトル・マーメイド」「アラジン」のジョン・マスカー&ロン・クレメンツが映画化した長編アニメ。1920年代の米ニューオーリンズを舞台に、魔女の策略でカエルの姿に変えられてしまったナビーン王子と彼にキスしたことでカエルになってしまったウェイトレスの少女ティアナが、自らの身体を取り戻すために大冒険を繰り広げる。声の出演にアニカ・ノニ・ローズ、オプラ・ウィンフリー、ジョン・グッドマン、テレンス・ハワード。


ディズニー、最高。The夢の世界。
最初から鳥肌たちっぱなしでした。

「トイ・ストーリー」や「カールじいさんの空飛ぶ家」の監督であり、私が今世界で一番尊敬しているジョン・ラセターが製作総指揮&ディズニーが手描きアニメに原点回帰。という事でかなり期待していった映画ですが、その期待を大きく上回ってくれました!

ディズニー・プリンセス初となる、アフリカ系アメリカ人をヒロイン、ティアナは女子が女子を評する時に良く言う「動画だと可愛いタイプ」。裕福な家庭ではないけど、素晴らしい家族と共に育ち「自分のレストランを持つ」という夢の為に仕事を2、3つ掛け持ちしている頑張り屋です。

sabu__frog_publicityimage_final_large


夢は願うだけではなく、努力しなくちゃだめ。今は亡き父親からの言葉を受け止め、毎日仕事ばかりするティアナは恋や遊ぶ事を知らない。そんな女の子が、遊んでばかりいて実は一文無しの王子と出会って、歌うことや踊ることの楽しさを見出していきます。上の絵は、物語のキーポイントとなるお星様。

終始ミュージカル調で展開されるので、ディズニー大好きな人なら天国のような97分。逆に嫌いな人は見ちゃダメ。っていうか嫌いな人は観ようともしないだろうけど。

335255view003


カエルになった王子様と、主人公ティアナがとにかく可愛い! このカエル達のグッズが存在したら「カーズ」に続いてコレクターになってしまいそう。クルクル変わる表情が素晴らしい。

「最後に大事なのはやっぱり愛」。ディズニーらしい、ド直球のメッセージを持ったこの映画、本当元気出ます。DVD絶対買います。

あと気になったのは、映画の中で度々出てくる「ガンボスープ」。

ガンボ(Gumbo)は、アメリカ合衆国ルイジアナ州を起源とするシチューあるいはスープ料理であり、アメリカ合衆国南部メキシコ湾岸一帯に浸透している。ガンボは基本的には濃いスープストック、肉または甲殻類、とろみ成分、および「聖なる三位一体」と呼ばれる野菜(セロリ、ピーマン、タマネギ)で構成される。伝統的に、ガンボ・スープは、米にかける形で供される。四旬節の際のガンボ・ザーブ(gumbo z'herbes)というルーでとろみをつけた緑色のガンボも存在する。


タバスコで味を整えていたので、きっとスパイシーに違いない。どこで食べられるか調べてみようっと。

ソラニン

しばらく前に試写会で観ていたのですが、感想忘れ。

「ソラニン」
chara01_large


累計70万部を突破した浅野いにおの人気コミックを、宮崎あおい主演で映画化した青春ドラマ。音楽で成功する夢を諦めきれずにフリーター生活を送る彼氏・種田と暮らす芽衣子は、OL2年目で突然会社を辞めてしまう。不安定な生活を2人で支え合いながら、種田は「ソラニン」という曲を書き上げ、レコード会社に持ち込むが……。共演に高良健吾、桐谷健太、ロックバンド「サンボマスター」の近藤洋一ほか。監督は多数のミュージックビデオを手掛け、本作が長編劇映画デビューとなる三木孝浩。


宮崎あおいが可愛かった意外の印象が無かったから、感想を書くのが後回しになっていた、という事もあります。PV監督だけあって、ふんわりとした質感の映像は嫌いじゃないけど。

コミックはずいぶんと前に読んだので、結構内容を忘れちゃっていて、だからこそ“原作との比較”みたいな部分は気になりませんでした。キャストは結構合っていたのではないかな?

chara02_large


最近いろんな映画でよく見る高良健吾くん。ものすっごく格好良い時と「ん?」って時がある俳優さん。種田役は合っていたと思うけど、彼の演技はもっと暗めの映画で活かされる気がしますね。最近観た「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」みたいな。

chara04_large


あとは、サンボマスターのベーシスト近藤さんが結構なじんでた。違和感無かった。

main_large


宮崎あおいという今日本で一番カワイイ女の子が、古着っぽいファッションでギターを抱えて、熱唱する。という事が素敵で、それ以上が無いという全体を通しての感想。

10代がみたらやっぱ切なくなったりするのかなー?
大人(自分は大人なのか)が観るとちょっぴり辛い感じ。でもコミックは大人に売れてるから、そっちは完成度高いんでしょうね。もう私の中で浅野先生は「プンプン」のイメージが強くて、“病んでるイケメン”という印象になってしまいました。

profile
東京で働く28歳。ライターをしています。

2012年ベストムービー
2011年ベストムービー
2010年ベストムービー
2009年ベストムービー はこちらから。
  • ライブドアブログ