推敲しない言葉

本・映画・音楽の、推敲しないそのままの記録。

2010年02月

フローズン・リバー

観た。

「フローズン・リバー」
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ニューヨーク州最北端にあるトレーラーハウスで暮らすレイは、新居購入のために貯金していた金を夫に持ち逃げされ、息子2人と路頭に迷ってしまう。支払いに追われるレイは、モホーク族のインディアンの女性・ライラと不法入国斡旋のビジネスを始めることにする。それぞれ複雑な事情を抱える2人は、反発し合いながらも徐々に大金を稼ぎ出していくが……。2008年サンダンス映画祭でグランプリを受賞し、主演のメリッサ・レオは第81回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。監督は本作が長編デビューとなったコートニー・ハント。


渋谷・シネマライズが初の作品買い付け−「フローズン・リバー」公開へ

にもある通り、「フローズン・リバー」は各国で絶賛を受けながら日本での公開がなかなか決まらなかったという作品です。「競争ではなく、共存して『映画』を一緒に育てていきたい」と話す、シネマライズ代表の頼さん。本当にありがとうございました。

ガーンと衝撃を受ける映画です。映画のはじまりは、ゆっくりとした主人公のアップからなのですが、顔に深く刻まれた皺が“疲れた女”を自然に表現してて、その他、泣き顔にマスカラを重ね塗りするシーンとかが本当苦しいです。

予告で観た「シド&クルシ」(コメディですが当たり前ですが)が“暖かい所の貧乏”に対し、「フローズン・リバー」は“寒いところの貧乏”なので観ていて本当に辛くて、主人公が堕ちていくのもしょうがないと思ってしまう。

コートニー・ハントという女流監督さんは長編デビューだそうですが、次回作もぜひ観てみたいです。楽しみです。

パラノーマル・アクティビティ

観た。

「パラノーマル・アクティビティ」
original


新鋭オーレン・ペリ監督がビデオカメラを使用し、わずか1万5000ドルという超低予算で製作したホラー。2009年10月に全米公開され大ヒット、5週目にして全米ナンバーワンまで上りつめた。米サンディエゴで暮らす若いカップル、ミカとケイティは夜中に家の中で不審な現象が起こっていることに気づく。ミカがその原因を探るべくビデオカメラを購入し、寝室に設置すると、ビデオには衝撃の映像が映っていた……。


心臓止まるかと思うほど怖かったです!
ホラーが苦手ではない私(割と好きなほう)、日本国内での前評判の“低さ”を知っていたのもあって油断してました。
あの、まじで怖かったです。

映画公開前には“135万円の予算で、全米大ヒット”、監督も役者も無名という作品柄、「まだまだ映画界も捨てたもんじゃないぜ!」的なうるさい声が多かったので、大いなる期待を寄せてガッカリしたお客さんも多いみたいです。
「これ以上の映画は撮れない」というキャッチは確かにオーバーかな〜。

会社の上司様のブログ占いなんて怠け者の運命 : パラノーマル・アクティビティをレイトショーで観てきた(ネタバレはしてないけど未見の人は注意)(5/100)#trackbacks
にもある通り、

ただ、その現実感でいうと、主人公の男がアホすぎるのが。。。ここが共感しにくいので、男性視点でぽかーんとなりがち。女はすごく自然にありえるけど。うん、女性視点では素直に怖がられる。で、そのアホっぽいのが、アメリカのホームドラマではよく見かけられるので、脚本における国民性の違いなのかもね。日本で撮ったら男はまた違うキャラで怖さは増すかもしない。


ほんっと男がアホなの。まじでイライラする!!
ていうか、超常現象的な何かが起こらなかったとして、ケイティが彼と結婚すると思うとそのほうがホラー。
「やめれ!」って彼女が懇願していることを全くやめない、あほ彼氏。
腹立つなー。

が、しかし。私はこの映画をとても気に入っていて、なぜなから観客同士のものすごい一体感を味わえたからです。
最後の最後、本当のラストシーンが最も怖くて、(観た人なら分かるラスト、あの“派手”な箇所じゃなくて…)そこにテクニックを感じたのですけど、あの30秒足らずの時間、私の周りのお客さんも「ぎゃああああ…」と静かな悲鳴をあげていて、本当に終わった後に「なんだよー!」って見知らぬ人とほっとする感じを共有できたのが面白かったdeath。

これから観る方は、あんまり期待しすぎず、心の準備を。
profile
東京で働く28歳。ライターをしています。

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