推敲しない言葉

本・映画・音楽の、推敲しないそのままの記録。

2009年09月

堕ちていく僕たち

読んだ。

墜ちていく僕たち (集英社文庫)
墜ちていく僕たち (集英社文庫)
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ある日突然、男が女に、女が男に変わったら…?神出鬼没の摩訶不思議なインスタント・ラーメンが巻き起こすミステリアスな五つの物語。生まれてからずっと男でいつづけるのも、女で一生終わるのも、人間ってけっこう楽じゃない。性に悩めるあなたも、悩んだことなんて全然ないあなたも、さあ、そんな綱渡りのような固定観念を捨てて、性差の呪縛ものりこえて、新しい自由な世界へようこそ。


終始口語体、登場人物たちのクセもあるので慣れるまで読みづらかったけど、はまったら一気に読めた。
わけわかんないストーリーなんだけど、切なかった。
最後の話だけちょっとミステリーかな。

あと、サトエリの解説はなんか痛々しくて読めなかった。

しんぼる

連休の締めくくりに。

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デビュー作「大日本人」(07)で、カンヌ国際映画祭の監督週間部門に正式招待された人気お笑い芸人、ダウンタウン・松本人志の監督第2作。気がつくと、四方を白い壁に囲まれた何もない部屋に閉じ込められていた謎の男の脱出劇が、コミカルかつミステリアスなタッチで描かれる。前作同様、松本自身が主演と脚本を兼任。共同脚本に高須光聖。音楽は「チャイナシャドー」「ジュブナイル」の清水靖晃。


自分予想も周りの評判も最低だったので、ハードルはかなり低く、ほぼハードル無い状態で観ました。結構面白かったです。

予告や番宣でおなじみの、変なパジャマの男のシーンは笑えたので、あのシーンだけで良かったように思います。おもしろ版「CUBE」みたいな。

後半15分くらいはまじで意味不明だったし気持ち悪かったし、茫然としたけど音楽は良かった。なんとなく砂原さんかと思ったら、「ジュブナイル」の人なんですね。

そういえば、エンドロールに知り合いの名前があったので「お!」っと思ってメールしてみた(スタッフの名前のとこに)。彼の評価は「俺は正直…。」とのこと。

「しんぼる」公開にあたっては、松ちゃんがクリック証券のCMに出てたり、必死な感じでショックだったけど、映画作りってめちゃお金かかるんだろうな。それも、パジャマ男のシーンだけだったら大幅コストカット出来たように思えてなおさら、メキシコシーンの不要さを感じてしまうのです。

納豆にネギ入れる派?

って、私の同級生の男子が叔母(母の姉)に聞いていて、叔母が「そうそう、入れる派」って眉をひそめるのでも無く、答えていたのを、そこはかとなく格好良いと思っていた7歳の頃。

今まで、色々な漫画家が亡くなりました。私が敬愛してならない藤子・F・不二雄先生も私が小学生の時に亡くなっているわけですが、ここまでリアルタイムに子供たちに人気を得、PTAで問題になり、男子が物まねをしたアニメは無かったかもしれません。

理由はどうあれ、ご冥福をお祈りします。
よく、彼は生前鬱だったという説がありますが、ギャグ漫画が本来“明るい”ということは誰が決めたのか分からないし、本当に心の底から明るいギャグ漫画というのは私、見たことないかもしれません。

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 [DVD]
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クヒオ大佐

試写で鑑賞。

original


時代は、湾岸戦争が始まった90年代初頭。「米軍特殊部隊ジェットパイロット」という華麗なる経歴?を振りかざしては、女たちを落としていく結婚サギ師・クヒオ大佐。

そんなクヒオを信じ、献身的に愛し続ける弁当屋の女将しのぶ。彼女だけではない、自然博物館の学芸員の春も、ナンバー1ホステスの未知子も、みんなクヒオに惹かれていく。なぜ彼は、ここまで多くの女性を虜にしたのか?そこにあったのは、愚かな打算か?巧妙な駆け引きか?


単純に、クヒオ大佐にだまされる松雪泰子がかわいそうすぎてイライラした。あと思ったよりもクヒオがあほすぎた。これって実際にあった話で、私も当時のこと覚えてるんですけど、なんでこんな男にだまされちゃうんだろう。最後、警察に捕まったクヒオが「騙したんじゃなくて、相手が望むことをしただけだ」って言うんだけど、それも一理アリなのかも。

きっと騙されてる側も、薄々感づいていても止められなかったんだろうな。
実際の事件の概要はこんな感じ

つけ鼻ってねえ…。
実際の事件のほうが、創作よりも面白かったものの最たる例で、この映画自体はだいぶ眠たくなるものでした。いつ盛り上がるんだろうと思ってるうちに終わった。堺雅人の無駄遣いかと。(かといって彼以外思いつかないのですが)
満島ひかりちゃんは良かったー。可愛いし、存在感が良い。

天使の恋

試写会で鑑賞。
完パケ前のDVD試写だったので、谷原さんの肝心なセリフなどが聞き取れないトラブルもあったけど、全体的に(思ったより)ちゃんと観れましたよ。

のぞみ


 過去のトラウマにより自分以外の全ての人に心を閉ざし、他人は利用することでしか価値を見出せないと考えている17歳の女子高生、理央(佐々木希)が、運命に導かれるようにある大学講師と出会い、人を愛することの意味を知り、再生、成長していく姿を描いている。


本当、トラウマ、レイプ、いじめetc…。ケータイ小説の最強コンボって感じなんですけど、この映画はそこまでドロドロしてなくて嫌悪感が無かった。佐々木希、谷原章介はもちろん、今話題の山本ひかるも出ててキャスティングはよかった。

前半希ちゃんが超棒読みなんだけど、もともと感情の無い女の子の役だから別にオッケーだったし、先生のことが本当好きで好きで仕方ないって感じは可愛かった。あと、ポスターにもあるけど背中ヌードとかキスシーンがあるから希ファンは絶対見にいくべき。内容は男性にはキツイかもですが。

映画のタイトルの出し方とか、文字の使い方がちょっとだけウォン・カーウァイの「マイブルーベリーナイト」を意識してるのかと思ったけど、それも一瞬だったな。若い女性が撮っているという点で、キラキラして可愛かった。

まあ、言ってみればあり得ない話だし、登場人物が希ちゃん大好きすぎだし、基本性善説だし、つっこみどころは多いですけど、「恋空」とか「赤い糸」よりははるかに大人が楽しめる映画だと思います。

the pillows in日本武道館

取材で行って来ました!



 ヒット中の最新シングル「雨上がりに見た幻」はもちろん、19890916から20090916までカウントする映像が印象的な「1989」、大合唱が沸き起こった「Funny Bunny」、さらに「No Surrender」「ぼくは かけら」「ストレンジカメレオン」「ONE LIFE」「この世の果てまで」など新旧織り交ぜた代表曲が続き、会場は大歓声の連続。終演を告げるBGMが流れようとも鳴り止まぬアンコールに応え、トリプルアンコールまで飛び出した“二十歳の誕生日”では、全28曲を約2時間半にわたり披露した。


選曲、演奏、MC全部が格好良かった。
スタートから立て続けに6曲くらい演奏して、開口一番に

「朝目が覚めたら…、20年経ってたぜ」

ってしびれるわー。結成20年の武道館なのでお祭りっぽくていろんな年齢層がいて楽しかった。用意していただいた場所が一番後ろだったのでお客さんの姿も一緒にできて、「funny bunny」の全員での熱唱とか鳥肌。

昔彼らと近い場所で仕事をしていた上司に、昔のpillowsの話や、音楽のことを終演後に聞けて貴重な感覚でした。本当に昔とった杵柄とかじゃなくて、今の曲も格好良いからすごいなー。

以下セットリスト(拾い物)

 ♪Thank You, My Twilight
 ♪MY FOOT
 ♪No Surrender
 ♪アナザーモーニング
 ♪Wake up! dodo
 ♪プロポーズ
 ♪スケアクロウ
 ♪New Animal
 ♪90'S MY LIFE
 ♪僕はかけら
 ♪ONE LIFE
 ♪1989
 ♪サリバンになりたい
 ♪Ladybird girl
 ♪Funny Bunny
 ♪I know you
 ♪ストレンジ カメレオン
 ♪サードアイ
 ♪この世の果てまで
 ♪その未来は今
 ♪雨上がりに見た幻
 ♪ハイブリッド レインボウ
enc.1
 ♪Please Mr.Lostman
 ♪Swanky Street
enc.2
 ♪Calvero
 ♪Ride on shooting star
 ♪LITTLE BUSTERS
enc.3
 ♪Poison Rock'n'roll



PVはじめて見たかも。かわいい。

風が強く吹いている

試写会で鑑賞。

original


箱根駅伝に挑む大学生たちの青春を描いた、直木賞作家・三浦しをんによる同名小説の映画化。主演に小出恵介、林遣都。箱根駅伝へ出場することを夢見る寛政大学4年生のハイジ(小出恵介)は、事件を起こして陸上から遠ざかっていた天才ランナーの新入生カケル(林遣都)と出会う。致命的な怪我からランナーになることを諦めかけていたハイジだったが、自らが寮長を務める寮にカケルを強引に入居させ、密かに駅伝出場への計画を立て始める。


小出恵介、林遣都、中村優一が出演とくれば“イケメン・ムービー”と称するのが宣伝はしやすいのでしょうけど、中身はそんなことのカケラも無い、至極まともな映画でした。

文部省とかPTAが自身を持っておすすめできる感じ。子供の教育に良さそう!
割かし地味なスポーツ駅伝を、さほど大きなトラブルを抱えるでも無く、着実に描いています。

でもそれが良い。監督が「クライマーズ・ハイ」の人なので、本当硬派で商業的なにおいに酔うことなく、最後まで鑑賞できた。駅伝を見たことがある人なら分かると思いますが、人々が駅伝に求めているドラマが全部つめこまれているんです。実際の箱根駅伝の映像を利用しているからリアルだし。

中村優一は思ったよりガタイがよくて驚きましたが、神童役の橋本淳という役者さんが私的にツボでした。田舎モンだから共感もできるし。

ファッションが教えてくれること

試写会で鑑賞。

ファッション


2007年、アメリカ版「ヴォーグ」9月号の締切り5か月前。秋のファッション特大号であり、一年で最も重要な号の準備に編集長アナ・ウィンターは忙しい。トレンド傾向を見極め、特集すべきテーマを決め、撮影準備に入っていくアナは、部員から提案される掲載候補服の採用、不採用を決めるなど、分刻みで仕事をこなしていくが……。


最近なんだかドキュメンタリー映画が面白く感じます。
これも、本人たち出演で90分くらいの映画なのですが最近だと「eatrip」とこれがおすすめ映画。

ファッションが教えてくれること、というたタイトルですがそこまでファッションムービーでは無くて、雑誌の編集者とかデザイナーを目指したことがある人、現在そういう仕事に就いている人はより楽しめる作品かと。

ヴォーグの9月号がそんなに大事な意味を持っていたなんてはじめて知りましたが、とにかく忙しそう。私はweb上で記事を書いたりコンテンツを作ったりしているので、「紙媒体ってめっちゃ過酷…」ってただただ同情。友人の紙媒体関連デザイナーも締め切り前とかはんぱなさそうだもんなー。

「プラダを着た悪魔」の“悪魔”のモデル、アナ・ウィンターが出演していますがあの映画と違って、もっとクールで無口な悪魔でしたよ。

働きマン達にはぜひ観てほしい映画です。
なんかこれ好きな人とかも↓

マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン ~モード界の革命児~ [DVD]
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ルイ・ヴィトンのさらなる飛躍を演出した、天才デザイナー、マーク・ジェイコブス。
彼のアトリエに初めてカメラが潜入!
デザイン・プロセスやコレクションに向けた舞台裏に迫った傑作ドキュメンタリー!


人間は働く生き物だ。

カムイ外伝

試写会で鑑賞。

カムイ


白土三平の名作コミック「カムイ外伝」を、崔洋一監督、松山ケンイチ主演で映画化した時代劇アクション。宮藤官九郎が脚本を手がけ、共演に小雪、伊藤英明、佐藤浩市らが揃う。掟に縛られた忍の世界から自由を求めて抜け出した忍者カムイは、ある小さな村で漁師・半兵衛の家族として迎えられ、同じ抜忍のスガルらとともに一時の平穏を得る。しかし、村人の密告により再び追われる身となったカムイは……。


まず、小林薫の肉体にびっくり!
御年60歳近くてむきむきでした。すごーい。
松山ケンイチは格好良かったけど、男性の裸が苦手な私としてはふんどし姿はちょっと…。
ただ、アクションをものすごく頑張って頑張って、未だに壁走りが少し出来るらしです。かっこいいな。

大後寿々花ちゃんの役が素晴らしかったです。
「TAJOMARU」を観たときも思いましたが、どんなに頑張っても正直この時代の作品に共感できなくて。

時代劇でも面白いもの、普遍的なテーマはもちろんあるのだと思うけど、衣装やアクションやその他に意識をとられすぎて、肝心なストーリーがおざなりになってるように思いました。

惜しい感じ。

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

一足はやく鑑賞。
ブラック会社


高校中退、26歳ニートのマ男が母の死をきっかけに一大決心。
情報処理の資格をゲットし、必死に就職活動。しかし、最終学歴中卒の人間に社会はそんなに甘くない。落ち続けること数知れず、ようやく採用にこじつけたのは想像を絶するブラック会社(問題企業)だった!入社初日からサービス残業当たり前。
納期に向けて残業を繰り返すデスマ(デスマーチ)の繰り返し。責任感のない上司に無能な同僚、精神状態不安定の先輩、無関心な社長。何度もくじけそうになりながらも、成長し続けるマ男についに限界が訪れた!はたしてマ男の運命やいかに? !


ご存知人気スレの実写化。
私もこれ当時ちらっと覗いてたけど、電車男よろしくこういうスレをリアルタイムで読んでいる時の興奮ってすごい。

だから、実写化するとどうしても寒く見えてしまう。(電車男はけっこう良かったと思ってる)

これも、キャストもけっこう良かったし、品川祐の演技が最高だったのだけど、妙に感動させようとする部分で冷めてしまった。
思い切りギャグに振り切ってほしかったなー。

「キサラギ」は邦画の中でかなり好きな作品なので、「守護天使」で苦戦した佐藤監督にこれからも良い作品撮って欲しいな、と期待をこめて。

小池徹平は…。
あんなニートいたら飼う。
profile
東京で働く28歳。ライターをしています。

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