推敲しない言葉

本・映画・音楽の、推敲しないそのままの記録。

2008年01月

ランドマーク4

読んだ。

『ランドマーク』
ランドマーク


重い小説(読み心地は軽め)を読んだ後だったので、軽い本を読もうと買ってみたのですが、そんなに軽くなかったです。

関東平野のど真ん中、開発途上の大宮の地にそびえ立つ、地上35階建ての巨大スパイラルビル。設計士・犬飼と鉄筋工・隼人の運命が交差するその建設現場で、積み重ねられた不安定なねじれがやがて臨界点を超えるとき―。鮮烈なイメージと比類ない構想、圧倒的な筆力で“現代”のクライシスを描く芥川賞・山本賞作家の傑作長篇小説。



「空中庭園」を読んだ時にも思ったのですが、“大宮”とか“多摩センター”とか作られた都会ってどこか不気味。
ビルや街がすっごいキレイなんだけど、誰も心から街を愛していない感じがする。

私は、幼稚園から中学まで埼玉に住んでいました。よく感じたのは、埼玉の人って「埼玉」に感情無い人多いですよね。
※私は、埼玉ダイスキなんですけど。
ニンジン美味しいし。千葉・神奈川より埼玉がスキ。





この本に出てくる、20歳の大学生の女の子がとても格好良い。
私が20歳の時、年上の(しかも自分が好きな分野で活躍している)男の人にこんなに独立した態度はとれなかったな。
まあ、今もとれないで苦しいんですが…。









#今日から作家名をタグにつけてみます。
ダントツで「吉田修一」、「奥田英朗」が多いのは目に見えているのだけど。新規開拓、新規開拓。


邪魔5

この3日間。
私はこの本を読む為に、この本の為に生きていたのかも。
電車の中で本を開けば夢中になり、わざと乗り過ごそうと思ったほどだ。


邪魔1邪魔2

『邪魔』上・下


奥田英朗の本はほぼ読んでいて、『イン・ザ・プール』のような可笑しい小説も『東京物語』のような青春小説も、『ガール』も、(この人男なのになんでこんなに女心わかるんだろう……。)と不審がってしまうくらい、ディティールが常に細かくて登場人物も生き生きしていて、必ず一気読みをしていた。


及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴一年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。



そんな大好きな奥田作品の中でも一番のめりこみました。
感想はヒトコト、恐かったです。


登場人物に感情移入しすぎて、
しばらくは心がざわざわ騒ぎそう。

この結末は悲しいけど、リアルすぎる。
私もこんな風に堕ちていく可能性が十分あるから、ただの小説の中の話だけとは思えない。




…………
今日はとびきり明るく、軽い本を読もうと思います。

悪魔の花嫁3

実家で読んだ。

『悪魔の花嫁』



元祖、悪魔萌えキャラって感じ。
ストーリーは、悪魔<ディモス>に見初められた超かわいこちゃん<美奈子>が、次々おこる不可解な事件に巻き込まれていく……。というものなのですが、


「あー。お母さんの時代はディモスのラクガキとかテストの裏にしてたんだろうなー。」

って感じでかなり乙女チックな内容でした。
ただ、ちょっと歴史とかホラー的要素もあるので飽きずに楽しめた。




少女マンガにつめこまれた理想や妄想は変化していくけど、

私のもとに超かっこいい悪魔がやってきてさらわれたらどうしよう…。っていう妄想と、
あのかっこいい男の子と、かわいい男の子が付き合ってたらどうしよう…。
っていう妄想どっちが健康的かというと…。
絶対前者だと思うのですがどうでしょう。




2008年も断固BLとは遠ざかっていきたい私です。
profile
東京で働く28歳。ライターをしています。

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