推敲しない言葉

本・映画・音楽の、推敲しないそのままの記録。

2013年私的ベストムービー

毎年なんやかんや記録している、今年の映画記録。
今年ほっとんどブログを書いてないので、個々の感想は無いのですが、個人的に好きだった映画を決めてみます。お仕事含め観たのはたぶん70〜80本。

2013年、私が一番好きだった映画はこれ。

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■1位:ゼロ・グラビティ
■2位:パシフィック・リム
■3位:地獄でなぜ悪い
■4位:シュガー・ラッシュ
■5位:モンスターズ・ユニバーシティ
■6位:凶悪
■7位:劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語
■8位:マッキー
■9位:クロニクル
■10位:ウォール・フラワー


今年一番燃えたのは『ゼロ・グラビティ』。宇宙がね、嫌いなんですよ。壮大すぎて恐いじゃないですか。子供の頃とかね、ずっとブラックホールに飲み込まれるっていう妄想が止まらなくて夜寝る時に怯えてたり(ちなみに次点では落石注意の交通標識がすごく嫌い)。

そんな宇宙でひとりぼっちになるってんで、予告編観た時「うわ、ぜってー観ねーわコレ」って思ってた作品だったんですが、評判の高さ、監督の過去作品が好きだった、周囲からの猛プッシュをうけて観に行ったわけです。

宇宙、ヤバすぎ。

観てる間ずっと手汗びっしょり。どうやってこんな映像撮ったんだ? 色々な事を思いましたが、そんな事より何より、まっすぐ感動出来る作品でしたね。生涯ベストワン「Thank You.」でしたね。この映画に関わった全ての人にありがとう!

あとは今年は劇場で何度も観た作品が多かったです。『ゼロ・グラビティ』も『パシフィック・リム』も『地獄でなぜ悪い』も『シュガー・ラッシュ』も『まどかマギカ』も。私は気に入った作品は結構円盤買っちゃう派ですが、劇場で何度も観るっていうのは本当贅沢だなあ。

この10作品以外だと『きっと、うまくいく』『横道世之介』『ジャンゴ』が好きだった。東京国際映画祭で観た日本公開未定のキム・ギドグの新作『レッド・ファミリー』は、めっちゃくちゃ良かったのですが、未公開ということで外しました。公開されてたら5番目くらいに好き。

自分で言うのもなんですが、私って超ごく普通の感性を持った映画好きなんだなーと感じたランキング。ね、めっちゃ普通だろ?

ちなみにワースト1位は『劇場版ATARU』かな。来年はもっとたくさん映画観るぞー。

↓いろんな所で話題になってましたが『ゼロ・グラビティ』観た人むけの動画。う〜ん、このセンス。

言の葉の庭

試写会で鑑賞。

『言の葉の庭』
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「雲の向こう、約束の場所」「秒速5センチメートル」など、繊細なドラマと映像美で国内外から人気を集めるアニメーション作家・新海誠監督が、初めて現代の東京を舞台に描く恋の物語。靴職人を目指す高校生タカオは、雨が降ると学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。そんなある日、タカオは謎めいた年上の女性ユキノと出会い、2人は雨の日だけの逢瀬を重ねて心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノのために、タカオはもっと歩きたくなるような靴を作ろうとするが……。キャラクターデザイン、美術、音楽など、メインスタッフには、これまでの新海作品とは異なる新たな顔ぶれがそろう。(eiga.comより引用)


2月以来更新していなかったブログを書きたくなる作品を観た。
というのは単なるかっこつけで、実際は日々のあれこれが忙しくブログを書いていなかっただけなのだけど、それでも猛烈に感想を書きたくなったというのは本当なのです。

新海誠監督の作品は、男性に高く評価される/刺さるものだと思っていて、男性がセンチメンタルな気持ちになったり、その切なさに凹んだり、聞いてもいないのに「俺と新海誠、そして俺」をペラペラと語りだす、そんな作品なんじゃないかと思う。

女の私からすると、もちろん映像は素晴らしくキレイだし、物語のモチーフも登場人物も魅力的だし、そして個人的には同郷という点も監督を応援する理由には十分なんだけど、それでも男性諸君の様に「くぅ〜」とうなるほどの体験はなかった。

でも、うなりましたね「言の葉の庭」には。

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靴職人を目指す15歳の少年と謎めいた年上の女性の逢瀬、というテーマだけで大好物なんだけれど、一番驚いたのは上映時間46分とは思えないほどの濃密な時間。2時間の映画を観たときのそれと同じ満足感がすごかった。

46分の中に一切無駄が無く、特に重要なシーンには尺を取り、その他の情報は一枚の絵で観客に分からせようとする工夫があって、ワンシーンで登場人物の置かれている状況や心情を読みとることが出来た。

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あと、靴・脚をテーマにしているので、脚に触れるシーンなどは本当に静かなエロティック。直接的なベッドシーンとかよりもずっとエロいです。入野自由くんと、花澤香菜ちゃんの好演もあって、最初から最後までとても素敵なストーリーでした。

ずっと感動はしてたけど、涙は出ないかなっていうときに、秦基博さんの主題歌が流れてきて(大江千里「Rain」のカヴァー)一気にやられました。

上映期間はうんと短いので、私Blu-ray購入しますので、観たい人はいってください。普段アニメ観ない人にこそオススメ。

つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語

『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』
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直木賞受賞作家・井上荒野の「つやのよる」(新潮社刊)を、「GO」「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督が
映画化した恋愛群像劇。家族を捨て、艶(つや)という名の女性と駆け落ちをした男、松生は、艶がガンに侵されこん睡状態に陥ったことを現実として受け止められず、自らの愛を確かめるため艶がかつて関係をもった男たちに、艶の死期を知らせるという考えを思いつく。一方、すでに過去の存在だった艶の危篤を知らされた男たちと、その妻や恋人、子どもらは、それぞれの人生に突然割り込んできた艶という女の存在に困惑する。主演の阿部寛ほか、小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華女優陣が集結。(eiga.comより引用)

すごく良かったです。お気に入りの作品。行定勲監督の作品は大好きな人も多いけれど、苦手な人も多い気がしている。それはハッキリとした賛否両論じゃなくて、なんとなく「行定勲監督ね、フーン」みたいな、なんとなく認めるとにわか臭(そもそも、映画の何がにわかなのかは分からないが)が漂うからだと思うんですよね。「恋愛映画のマエストロ? ご苦労なこった!」みたいな。

私は、監督の作品結構好きです。『世界の中心で愛を叫ぶ』も、例の助けてください、とか現代の演出とか、主題歌とのくどさ以外は好き映画だし。どれも映像がキレイで、シンプルに、観ていて気分が良いからだと思う。

で、つやのよるなんですが、観終わった後、すんごい良くて、でも「HAPPY!」って感じの作品でもないし、ずっと余韻をかみしめてた感じです。オムニバス作品で、138分というなかなかの長尺だけど、もっと観ていれたなって感じ。

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基本的に静かなムードの映画ではあるけれど、ところどころエグい演出も散りばめられていて、ギョっとするんだけど何か笑ってしまう。女優さんたちの熱演ぶりは本当すごいです。マジで全員良かったのですが、キョンキョン姐さんが特にすごかったかな。

なかなか口では全てが説明しづらく、何とオススメして良いか分からない映画なんだけど、とにかくあらすじみたり、予告みたり、何か少しでもささったらレディースデイでもサービスデイでも観て欲しいですね。そして語りましょう! つやのよるについて。いいえ、愛について語りましょう!

あ、女性陣のキャストはもちろん、男性陣も阿部寛、羽場裕一、岸谷五朗、渡辺いっけい、永山絢斗、奥田瑛二とえれーいい男ばかりなのがさすがだと思いました。渡辺いっけいがキュートすぎるので、いっけいファンのみんなは今すぐ劇場へGO。
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東京で働く28歳。ライターをしています。

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